WordPressプラグインSureFormsの脆弱性CVE-2025-3471が公開、REST APIの権限管理に問題

記事の要約

  • WordPressプラグインSureFormsの脆弱性CVE-2025-3471が公開された
  • バージョン1.4.4未満でREST API経由の設定更新に適切な権限チェックがない
  • Contributor以上のロールを持つユーザーが設定を不正に更新できる可能性がある

SureForms WordPressプラグインの脆弱性情報公開

WPScanは2025年4月30日、WordPressプラグインSureFormsの脆弱性CVE-2025-3471に関する情報を公開した。この脆弱性は、バージョン1.4.4未満のSureFormsに存在する。REST API経由で設定を更新する際に適切な権限チェックが行われていないことが原因だ。

そのため、Contributor以上のロールを持つユーザーは、本来アクセスできない設定を更新できてしまう可能性がある。この脆弱性は、サイトの改ざんやデータ漏洩といった深刻な問題につながる可能性があるのだ。迅速なアップデートが推奨される。

WPScanは、この脆弱性の発見者であるDmitrii Ignatyev氏と、WPScanのコーディネーターによる共同発表として、この情報を公開した。発見された脆弱性の深刻度はMEDIUMと評価されており、早急な対応が必要となる。

この脆弱性情報は、WPScanのウェブサイトにも掲載されている。詳細な情報や修正方法については、WPScanの公式発表を参照する必要がある。

脆弱性詳細

項目詳細
脆弱性名CVE-2025-3471
公開日2025-04-30
影響を受けるバージョン1.4.4未満
脆弱性の種類CWE-863 Incorrect Authorization
CVSSスコア4.9
深刻度MEDIUM
発見者Dmitrii Ignatyev
調整者WPScan
WPScan脆弱性情報ページ

REST APIと権限管理について

REST APIは、Webアプリケーション間でデータのやり取りを行うための標準的なインターフェースだ。多くのWebアプリケーションがREST APIを採用しており、WordPressも例外ではない。

  • REST APIの利用
  • 権限管理の重要性
  • 適切な認証と認可

しかし、REST APIを適切に管理しないと、不正アクセスやデータ改ざんといったセキュリティリスクが発生する可能性がある。そのため、適切な認証と認可メカニズムを導入し、アクセス制御を厳格に行うことが重要だ。

SureFormsの脆弱性に関する考察

SureFormsの脆弱性CVE-2025-3471は、REST APIの権限管理が不十分だったことが原因である。この脆弱性は、Contributor以上のロールを持つユーザーに不正なアクセスを許してしまうため、深刻なセキュリティリスクとなる。迅速なパッチ適用が重要だ。

今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。開発者は、REST APIのセキュリティを徹底的に見直し、適切な権限管理を行う必要があるだろう。定期的なセキュリティ監査も実施すべきだ。

この脆弱性の発見は、WordPressプラグイン開発者にとって、セキュリティ対策の重要性を改めて認識させるものとなった。ユーザーは、常に最新バージョンを使用し、セキュリティアップデートを適用することで、リスクを軽減できるのだ。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-3471」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3471, (参照 2025-05-15).

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