
目次
記事の要約
- ブリングアウトがiOS版「Bring Out App」を2025年5月14日に正式リリース
- オフライン録音やSalesforceへの自動連携で営業DXを実現
- 今夏には商談解析ツール「Bring Out Insight」との連携予定
ブリングアウトがiOS向け商談録音・AI要約アプリをリリース
株式会社ブリングアウトは、2025年5月14日に、iPhone単体で商談録音からAIによる要約・スコアリング、Salesforceへの自動登録まで完結できる「Bring Out App for iOS」を正式リリースした。オフライン環境でも高品質な商談データを取得できるため、移動の多い営業担当者の商談準備不足による機会損失を最小化できるのだ。
このアプリは、同社が2024年11月に発表した複数商談の一括解析ツール「Bring Out Insight」の解析精度向上に貢献する。高品質な商談データを簡単・確実に収集する機能をスマートフォン上で完結できるよう設計されているのだ。
「Bring Out App for iOS」は、ノイズ抑制とリアルタイム音声分割技術により、クラウド版と同等の高品質な録音データを実現している。Salesforce REST APIを活用し、録音・要約結果を自動で活動レコード化することで、営業担当者の負荷を大幅に軽減する。2025年夏には「Bring Out Insight」とのシームレスな接続も予定されている。
β版導入企業からは、「電波の繋がらない環境や着信があっても、録音データが途切れることなく取得できるのは大変ありがたいです」「アプリ上で投稿ができるので投稿漏れが無く、チーム全体の最新状況が把握できるので助かっています」といった声が寄せられている。
Bring Out App for iOS の機能一覧
機能 | 詳細 |
---|---|
録音 | オフライン環境を含むあらゆる場面で高品質な録音 |
AI要約 | 録音データからのAIによる自動要約 |
スコアリング | 商談内容のスコアリング機能 |
Salesforce連携 | Salesforceへの自動登録機能(REST API活用) |
BOI連携(予定) | Bring Out Insightとの連携による大量商談解析 |
AIによる音声認識と要約技術について
本アプリは、AIによる高度な音声認識と要約技術を採用している。ノイズ抑制技術とリアルタイム音声分割技術を組み合わせることで、オフライン環境下でも高精度な音声認識と要約を実現しているのだ。
- 高精度な音声認識
- ノイズ抑制機能
- リアルタイム音声分割
これらの技術により、営業担当者は商談内容を正確に記録・分析し、効率的な営業活動を行うことが可能となる。
Bring Out App for iOSに関する考察
「Bring Out App for iOS」は、営業担当者の生産性向上に大きく貢献する可能性を秘めている。オフライン環境での利用やSalesforceとのシームレスな連携は、営業活動の効率化に繋がるだろう。しかし、AIによる要約の精度や、Salesforce以外のCRMとの連携など、今後の課題も存在する。
起こりうる問題としては、AIによる要約の精度不足や、Salesforce以外のCRMとの非互換性などが考えられる。解決策としては、AIモデルの継続的な学習による精度向上や、API連携による他CRMへの対応などが挙げられるだろう。将来的には、多言語対応や、商談内容に基づいたアクション提案機能の追加なども期待したい。
今後、より多くの営業担当者が本アプリを利用することで、営業活動の効率化や顧客満足度の向上に繋がることが期待される。ブリングアウト社には、ユーザーからのフィードバックを反映させながら、更なる機能改善とサービス向上に努めてほしい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「モバイル環境での録音&AI要約活用をさらに便利に―― iOS版「Bring Out App」を正式リリース ―― | 株式会社ブリングアウトのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000077048.html, (参照 2025-05-15).