ラネクシー、仮想デスクトップ環境向けデバイス制御強化ソリューションRunDX DeviceControl for Virtualをリリース

記事の要約

  • ラネクシーが仮想デスクトップ環境向けデバイス制御強化ソリューション「RunDX DeviceControl for Virtual」をリリース
  • CitrixやAzureなどの仮想デスクトップ環境に対応し、柔軟なデータ持ち出し制御を実現
  • 業務効率とセキュリティの両立を支援する

RunDX DeviceControl for Virtualリリース

株式会社ラネクシーは、5月21日から仮想デスクトップ環境でのデバイス制御を強化する「RunDX DeviceControl for Virtual」の販売を開始した。このソリューションは、企業の情報資産を守るセキュリティ強化・情報漏洩対策ソリューション「RunDX」シリーズの最新製品である。

近年、多くの企業で仮想デスクトップ環境の導入が進んでいるが、セキュリティ上の理由から周辺機器の利用制限が課題となっていた。本製品は、ユーザーごとのセキュリティポリシー設定や特定デバイスのみの許可など、柔軟な制御を可能にすることで、業務効率とセキュリティの両立を実現するのだ。

「RunDX DeviceControl for Virtual」は、Citrix Virtual Apps and DesktopsやAzure Virtual Desktopなどの環境に対応している。USBメモリのベンダーID、プロダクトID、シリアル番号を基に特定のデバイスのみ使用許可するストレージホワイトリスト機能も備えている。

本製品の導入により、仮想デスクトップ環境においても、物理端末と同様に業務効率を下げることなくセキュリティを維持できるようになる。例えば、USBメモリ全般の利用を禁止し、特定のデバイスのみ利用許可するといった設定が可能になるのだ。

RunDX DeviceControl for Virtualの機能と対応環境

項目詳細
製品名RunDX DeviceControl for Virtual
販売開始日2025年5月21日
対応仮想デスクトップ環境Citrix Virtual Apps and Desktops、Azure Virtual Desktop
主な機能ユーザーごとのセキュリティポリシー設定、許可/禁止/読み取り専用の柔軟な制御、ストレージホワイトリスト機能
ストレージホワイトリスト機能詳細USBメモリのベンダーID/プロダクトID/シリアルNo.を基に、特定のデバイスのみ使用許可
リリースノートリリースノート
機能詳細機能詳細

RunDX DeviceControlについて

RunDX DeviceControlは、デバイス制御とネットワーク制御によって、機密性の高い環境構築を実現するセキュリティソリューションだ。使いやすいUI設計のWEBコンソールやサーバーレスでも運用できる利便性を備え、様々な業務環境へ柔軟に対応する。

  • デバイス制御による不正な持ち出し防止
  • ネットワーク制御による外部からの攻撃遮断
  • 特定端末のみ接続許可など柔軟な対応

これにより、内部不正と外部からの攻撃の両方に対する強固なセキュリティ対策が可能となる。

RunDX DeviceControl for Virtualに関する考察

「RunDX DeviceControl for Virtual」は、仮想デスクトップ環境におけるセキュリティと業務効率の両立という重要な課題に対する効果的なソリューションであると言える。柔軟なデバイス制御によって、ユーザーエクスペリエンスを損なうことなく、企業の情報セキュリティを強化できる点が大きなメリットだ。しかし、導入にあたっては、既存システムとの連携や設定の複雑さといった課題も考慮する必要があるだろう。

今後起こりうる問題としては、設定ミスによる誤動作や、新しいデバイスやソフトウェアへの対応遅れなどが考えられる。これらへの対策としては、導入前の十分なテストや、継続的なアップデートによる機能強化が重要となるだろう。また、ユーザーへの丁寧な教育やサポート体制の構築も不可欠だ。

今後追加してほしい機能としては、AIを活用した高度な脅威検知機能や、多様なクラウド環境への対応強化などが挙げられる。さらに、ユーザーインターフェースの改善による操作性の向上も期待したい。これらの機能強化によって、より多くの企業が本製品を活用し、安全で効率的な業務環境を実現できるようになるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. runexy-dlp.「 仮想デスクトップ環境でのデバイス制御を可能とする「RunDX DeviceControl for Virtual」を5月21日から販売開始 AzureやCitrixの環境で課題となる柔軟なデータ持ち出し制御を実現し、業務効率とセキュリティを両立 « runexy-dlp」.https://www.runexy-dlp.com/news/20250514_rundx_for_virtual.html, (参照 2025-05-15).

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