目次
記事の要約
- バクラク請求書受取でAI仕訳推薦が大幅アップデート
- 同一取引先の複数仕訳パターンをAIが自動推薦
- 請求書処理の工数削減と自動化を推進
バクラク請求書受取、AIによる仕訳学習機能を大幅にアップデート
株式会社LayerXは、2025年4月24日に「バクラク請求書受取」において、仕訳学習機能「AI仕訳推薦」の大幅なアップデートを実施した。今回のアップデートにより、仕訳入力の自動化がさらに進み、請求書処理にかかる工数が大幅に削減されることが期待される。
既存の仕訳学習機能「自動仕訳ルール」では、取引先ごとに直前に起票された仕訳を補完することが基本だった。しかし、同一取引先で複数の仕訳パターンがある場合、補完された直前の仕訳を手動で修正する必要があったのだ。
アップデートされた「AI仕訳推薦」では、同一の取引先に複数の仕訳パターンが存在する場合でも、請求書の内容をもとに、過去の仕訳データから最適と思われるものをAIが自動で推薦する。一般的な仕訳補完機能と異なり、仕訳ルールの維持管理は不要で、請求書を処理する中でAIが仕訳を学習し、推薦の精度が自動的に向上する。
AI仕訳推薦の主な機能
項目 | 詳細 |
---|---|
機能 | AIによる仕訳推薦 |
対象 | 同一取引先で複数の仕訳パターンが存在する場合 |
特徴 | 請求書の内容をもとに過去の仕訳データから最適と思われるものをAIが自動で推薦 |
その他 | 仕訳ルールの維持管理が不要、AIが自動で学習し精度向上 |
バクラクAIとは
バクラクAIとは、「バクラク」シリーズにおいて提供されるAI機能群のことを指す。以下のような特徴がある。
- バックオフィス業務に特化
- 日常業務で自然にAIを活用
- 業務効率化を支援
バックオフィスに特化したAI機能群によって、日常業務の中で自然にAIを活用できるような体験を提供する。手入力や紙の管理などの業務から解放し、従業員一人ひとりがコア業務に集中できる新しい働き方を創造する。
AI仕訳推薦に関する考察
今回のバクラク請求書受取のAI仕訳推薦機能のアップデートは、経理担当者の業務効率化に大きく貢献すると考えられる。特に、同一取引先から複数の仕訳パターンが発生する場合、手作業での修正が不要になるため、大幅な時間短縮とミスの削減が期待できるだろう。
しかし、AIの学習データが少ない初期段階では、推薦精度が低い可能性も考えられる。この問題に対しては、ユーザーからのフィードバックを積極的に収集し、AIの学習データを継続的に改善していく必要があるだろう。
今後は、AIがより複雑な仕訳パターンを学習し、より高度な自動化を実現することが期待される。また、他の会計システムとの連携を強化することで、経理業務全体の効率化に貢献することが期待されるだろう。
参考サイト/関連サイト
- 株式会社LayerX.「バクラク請求書受取、AIによる仕訳学習機能を大幅にアップデート。同一取引先で複数の仕訳パターンの入力を自動化 – バクラク」.https://bakuraku.jp/news/20250424/, (参照 2025-04-29).