
目次
記事の要約
- NECフィールディングがBacklogを導入し、情報分断などの課題を解決
- 直感的なUIで非IT部門にも浸透し、業務効率が向上
- 障害管理など他業務への活用も拡大
NECフィールディングがBacklog導入で情報分断と属人化の課題を解決
株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」が、ICT機器の保守や運用支援を行うNECフィールディング株式会社に導入され、2025年4月30日に発表された。これにより、同社の社内プロジェクトにおける「情報の分断」「属人化」「連携の煩雑さ」といった課題が解決された。
Backlogの直感的なUIは非IT部門にもスムーズに浸透し、リモート環境下でも円滑なタスク共有を可能にした。その結果、業務効率が大幅に向上し、プロジェクト管理が「楽しくなる」業務へと進化している。
BacklogはCS-Force開発にとどまらず、障害記録の管理ツールとしても活用されている。従来はExcelで作成していた障害リストもBacklogに移行し、検出工程、影響範囲、対応履歴などをカスタム属性で管理することで、対応状況や経緯を関係者全員で共有できるようになった。
Backlogの主な機能まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
UI | 直感的でわかりやすい |
活用事例 | CS-Forceプロジェクト、障害管理 |
導入効果 | 情報一元化、属人化防止、業務効率向上 |
その他 | シンプルな階層構造、リモートワーク対応 |
チームワークマネジメントについて
チームワークマネジメントとは、所属や立場の異なる人たちがチームを形成し、共通の目標に向かって効率的に協働するための手法のことを指す。主な要素として、以下のような点が挙げられる。
- 情報共有の円滑化
- 役割分担の明確化
- コミュニケーションの促進
労働人口の減少に伴い、働く“チーム”を構成するメンバーや雇用形態は、今後さらに多様化していくと言われている。このような環境下において、チームワークマネジメントはますます重要になると考えられている。
Backlog導入に関する考察
NECフィールディングがBacklogを導入したことは、大規模プロジェクトにおける情報共有の重要性を示す好例だ。特にコロナ禍でのリモートワーク移行という状況下で、Backlogの情報一元化とリアルタイム共有機能がプロジェクト運営を支えたことは評価に値する。
今後の課題としては、Backlogの活用範囲をさらに拡大し、全社的な情報共有基盤として定着させていくことが挙げられる。そのためには、IT部門だけでなく、非IT部門の担当者も積極的に活用できるような研修プログラムやサポート体制の整備が不可欠だろう。
将来的には、Backlogのデータを活用したプロジェクトの予実管理やリスク管理など、より高度な分析機能の追加が期待される。また、AIを活用したタスクの自動割り当てや進捗予測などの機能が実現すれば、プロジェクト管理の効率化に大きく貢献するはずだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「情報の分断を解消し業務効率を向上!NECフィールディング、Backlog導入で属人化と連携の課題を解決 | 株式会社ヌーラボのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000540.000025423.html, (参照 2025-05-01).