WordPressプラグインAppointment Booking Calendarの脆弱性CVE-2025-46247が公開、修正版を適用すべき

記事の要約

  • WordPressプラグインAppointment Booking Calendarの脆弱性が公開
  • バージョン1.3.92以前が影響を受けるアクセス制御の脆弱性
  • CVE-2025-46247として公開、修正版は1.3.93以降

WordPressプラグインAppointment Booking Calendarの脆弱性情報公開

Patchstack OÜは2025年4月22日、WordPressプラグインAppointment Booking Calendarの脆弱性情報を公開した。この脆弱性は、アクセス制御に関する欠陥であり、権限のないユーザーが本来アクセスできない機能にアクセスできてしまう可能性があるのだ。

影響を受けるのはAppointment Booking Calendarバージョンn/aから1.3.92までである。この脆弱性により、機密情報への不正アクセスやシステムの改ざんといった深刻な事態につながる可能性があるため、早急な対策が必要だ。

開発元のcodepeopleは、既に修正版であるバージョン1.3.93をリリースしている。利用者は速やかにアップデートを行うことで、この脆弱性によるリスクを軽減することができる。

Appointment Booking Calendarの脆弱性詳細

項目詳細
CVE IDCVE-2025-46247
公開日2025年4月22日
影響を受けるバージョンn/a~1.3.92
修正済みバージョン1.3.93以降
脆弱性の種類Broken Access Control Vulnerability (アクセス制御の脆弱性)
CWECWE-862: Missing Authorization
CVSSスコア5.3 (MEDIUM)
ベクトル文字列CVSS:3.1/AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:N/I:N/A:L
Patchstackの報告詳細はこちら

アクセス制御について

アクセス制御とは、システムやデータへのアクセスを制限し、不正なアクセスを防ぐためのセキュリティ対策のことである。適切なアクセス制御が実装されていない場合、権限のないユーザーがシステムやデータにアクセスできてしまう可能性がある。

  • ユーザー認証
  • 権限管理
  • アクセスログ

アクセス制御は、情報セキュリティにおいて非常に重要な要素であり、適切なアクセス制御を設計・実装することで、システムやデータの安全性を確保することができるのだ。

WordPressプラグインAppointment Booking Calendarの脆弱性に関する考察

Appointment Booking Calendarの脆弱性は、アクセス制御の欠陥によって発生するものであり、悪用されると機密情報の漏洩やシステムの改ざんといった深刻な被害につながる可能性がある。迅速なアップデートが重要だ。

今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティアップデートの実施や、セキュリティスキャナーの活用による脆弱性の早期発見が重要となるだろう。また、開発者側も、セキュリティを考慮した開発プロセスを確立することが求められる。

この脆弱性の発見と修正は、WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に貢献するだろう。継続的なセキュリティ対策の強化によって、より安全なWordPress環境を実現していくことが期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-46247」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-46247, (参照 2025-05-02).

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