目次
記事の要約
- WordPressプラグインOcean Extraの脆弱性CVE-2025-3472が公開された
- バージョン2.4.6以前で未認証の任意のショートコード実行が可能
- WooCommerceと併用時に攻撃リスクが高まる
Ocean Extraプラグインの脆弱性情報公開
Wordfenceは2025年4月22日、WordPressプラグインOcean Extraの脆弱性CVE-2025-3472に関する情報を公開した。この脆弱性により、バージョン2.4.6以前のOcean Extraを使用しているWordPressサイトが、未認証の攻撃を受ける危険性があるのだ。
脆弱性の原因は、ソフトウェアが値を適切に検証せずにdo_shortcodeを実行する処理にある。これにより、攻撃者はWooCommerceプラグインがインストール・有効化されている場合、未認証で任意のショートコードを実行できる可能性がある。この脆弱性は、深刻なセキュリティリスクとなる可能性がある。
Wordfenceは、Ocean Extraのアップデートを推奨している。最新バージョンへのアップデートを行うことで、この脆弱性を解消できるだろう。また、WooCommerceプラグインを使用している場合は、特に注意が必要だ。
脆弱性詳細と対策
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性名 | CVE-2025-3472 |
影響を受けるプラグイン | Ocean Extra 2.4.6以前 |
脆弱性の種類 | 未認証の任意のショートコード実行 |
影響を受ける条件 | WooCommerceプラグインがインストール・有効化されている場合 |
CVSSスコア | 6.5 (MEDIUM) |
CWE | CWE-94 |
公開日 | 2025年4月22日 |
対策 | Ocean Extraを最新バージョンにアップデートする |
ショートコード実行について
この脆弱性では、未認証の任意のショートコード実行が可能となる。ショートコードとは、WordPressで特定の機能を実行するための短いコードのことだ。
- 任意のコード実行
- サイト改ざん
- 情報漏洩
攻撃者は、この脆弱性を悪用して、WordPressサイトを改ざんしたり、機密情報を盗み出したりする可能性がある。そのため、速やかな対策が求められる。
CVE-2025-3472に関する考察
Ocean Extraプラグインの脆弱性CVE-2025-3472は、WordPressサイトのセキュリティに深刻な影響を与える可能性がある。迅速なアップデートが重要であり、ユーザーは最新バージョンへの更新を怠らないようにする必要がある。WooCommerceとの併用はリスクを高めるため、特に注意が必要だ。
今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。開発者は、セキュリティ対策を強化し、脆弱性の早期発見・修正に努めるべきである。ユーザーは、プラグインのアップデート情報を常に確認し、迅速に対応することが重要だ。
この脆弱性の発見と公開は、WordPressエコシステム全体のセキュリティ向上に貢献するだろう。セキュリティ意識の高まりと、開発者による継続的なセキュリティ対策の強化が、より安全なWordPress環境を構築することにつながる。
参考サイト/関連サイト
- CVE.「CVE Record: CVE-2025-3472」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3472, (参照 2025-05-02).