
目次
記事の要約
- アディエムとCCイノベーションが業務提携
- 北國FHDと連携し、地域製造業のDX推進
- kintoneを活用した工程管理システムを提供
アディエムとCCイノベーションの業務提携
株式会社アディエムは2025年5月1日、株式会社CCイノベーションおよび北國フィナンシャルホールディングスグループと包括連携協定を締結したと発表した。この提携は、地域製造業のDX推進を目的とするものである。
アディエムは、kintoneを活用したセミオーダー型の業務改善システム『GROW工程管理 on kintone』を提供している。CCイノベーションの地域密着型の支援力と、北國フィナンシャルホールディングスの地方金融機関ネットワークを組み合わせることで、全国の製造業へのDX支援体制を構築するのだ。
まずは北陸地方から取り組みを開始し、生産性向上や利益体質への転換、ひいては地域経済活性化を目指すとしている。kintoneを活用した業務改革を通じて、日本の製造業の活性化に貢献したいと考えている。
アディエムは、地方企業との提携を積極的に推進し、地域製造業と共に成長することを目指す。地域ネットワークと信頼関係を活かし、多くの現場に成果につながるDXを提供したいと考えているのだ。
業務提携の概要とGROW工程管理 on kintone
項目 | 詳細 |
---|---|
提携目的 | 地域製造業のDX推進による地域経済活性化 |
提携企業 | 株式会社アディエム、株式会社CCイノベーション、北國フィナンシャルホールディングスグループ |
主なソリューション | GROW工程管理 on kintone |
ソリューションの特徴 | 低コスト、簡単な操作性、柔軟な機能拡張、自動スケジューリング機能 |
対応業務領域 | 工程管理、受発注管理、在庫管理、原価管理、生産性分析、管理会計 |
開始地域 | 北陸地方 |
kintoneについて
kintoneは、サイボウズ株式会社が提供するクラウド型の業務アプリプラットフォームだ。
- ノーコードで簡単に業務アプリを作成できる
- 様々な機能拡張が可能
- 中小企業から大企業まで幅広く利用されている
kintoneは、柔軟なカスタマイズ性と直感的な操作性を兼ね備えているため、様々な業種・業態の企業で活用されている。
地域製造業DX推進に関する考察
本業務提携は、人手不足や技術継承といった課題に直面する地域製造業にとって、大きな福音となるだろう。低コストで導入可能なkintoneベースのシステムは、中小企業にとって導入障壁が低い点がメリットだ。しかし、システム導入後の運用体制や、従業員のITリテラシー向上のための教育体制の構築が課題となる可能性がある。
そのため、CCイノベーションのような地域密着型の企業との連携は非常に重要だ。導入支援だけでなく、運用サポートや継続的な教育体制の構築までを包括的に支援することで、DXによる効果を最大化できるだろう。さらに、将来的にはAIを活用した生産性向上支援機能の追加なども期待できる。
アディエムとCCイノベーション、北國FHDの連携は、地域経済活性化に大きく貢献する可能性を秘めている。継続的な取り組みと、ユーザーからのフィードバックを活かした改善によって、より多くの地域製造業がDX化を進められるよう支援していくことが重要だ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「アディエム、CCイノベーションと業務提携。北國FHDと連携し地域密着型で製造業DXを推進。 | 株式会社アディエムのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000153081.html, (参照 2025-05-02).