
目次
記事の要約
- 日立製作所とエッジソン・マネジメント協会が高校生・高専生向けリーダー育成プログラムを実施
- 2025年3月24日、日立研究所にて「MIRA-GE」プログラム開催
- 産官学連携による次世代リーダー育成を目指す「青田創り」プログラム
日立製作所とエッジソン・マネジメント協会による次世代リーダー育成プログラム
日立製作所と一般社団法人エッジソン・マネジメント協会は、2025年3月24日に高校生、高専生を対象とした次世代リーダー育成プログラム「MIRA-GE」を日立研究所(茨城県)にて開催した。このプログラムは、学生と社会人が共に「ありたい未来」と日本の社会課題について議論する画期的な取り組みである。
プログラムは「未来と現実をつなぐ」をテーマとし、第1部では日立製作所のエンジニア社員が2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)で展示予定の最新技術を紹介した。第2部では、多世代が「ありたい未来」についてディスカッションを行ったのだ。
茨城県内の高校生、高専生計23名が参加し、未来社会への貢献を担う次世代リーダー育成を目指した。エッジソン・マネジメント協会は、企業、行政、学校の垣根を超えた産官学連携による「青田創り」を推進していくとしている。
本プログラムは、企業が個別に優秀な人材を奪い合う「青田買い」ではなく、産官学が連携して優秀な若者を育成する「青田創り」という発想転換に基づいている。少子高齢化による深刻な人材不足という日本の社会課題への対応策として、大きな意義を持つ取り組みだ。
プログラム概要と参加校
項目 | 詳細 |
---|---|
日時 | 2025年3月24日(月) |
主催 | 一般社団法人エッジソン・マネジメント協会 |
協力 | 株式会社日立製作所 |
場所 | 株式会社日立製作所 日立研究所 |
参加学生数 | 23名 |
参加高校 | 茨城県立土浦第一高等学校、茨城県立土浦第三高等学校、茨城工業高等専門学校、他 |
プログラム内容 | 第1部:日立製作所社員による未来技術プレゼンテーション、第2部:多世代による未来に関するディスカッション |
「青田創り」プログラムについて
「青田創り」とは、企業が個別に優秀な人材を確保する「青田買い」とは異なり、産官学連携で若者の育成を図る取り組みである。
- 長期的な視点での人材育成
- 産官学連携による協働
- 次世代リーダー育成
このプログラムは、日本の少子高齢化による人材不足という社会問題への対応として、将来のリーダー育成に貢献する取り組みだ。
MIRA-GEプログラムに関する考察
本プログラムは、高校生・高専生にとって、最先端技術に触れ、社会課題について議論する貴重な機会を提供した点で高く評価できる。企業の社員と直接交流することで、将来のキャリアを考える上で大きな刺激になっただろう。しかし、参加者の地理的な偏りや、プログラムの継続性、参加校の拡大など課題も存在する。
今後、より多くの地域や学校にプログラムを展開し、多様な背景を持つ学生の参加を促進することが重要だ。また、プログラム終了後も参加者同士や企業との継続的な繋がりを維持するための仕組みづくりも必要となるだろう。
さらに、プログラム内容の充実も不可欠である。例えば、参加者自身のアイデアを社会実装につなげるためのサポート体制や、国際的な視野を養うためのプログラム要素の追加なども検討すべきだ。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「日立製作所とエッジソン・マネジメント協会が次世代リーダー育成を目的とした「青田創り」プログラムを実施 | 株式会社リンクアンドモチベーションのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000511.000006682.html, (参照 2025-05-02).