WordPressプラグインCM Ad Changer 2.0.5以前のCSRF脆弱性CVE-2025-46245が公開、2.0.6へのアップデートを推奨

記事の要約

  • WordPressプラグインCM Ad Changerの脆弱性が公開された
  • バージョン2.0.5以前でCSRF脆弱性が存在する
  • 2.0.6以降のバージョンでは修正済み

WordPressプラグインCM Ad Changerの脆弱性情報

Patchstack OÜは2025年4月22日、WordPressプラグインCM Ad Changerの脆弱性CVE-2025-46245を公開した。この脆弱性は、クロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)であり、悪用されると不正な操作を強制される可能性があるのだ。

影響を受けるのはCM Ad Changerバージョン2.0.5以前である。攻撃者は、CSRF攻撃を通じて、ユーザーに代わって広告の変更などの操作を実行できる可能性がある。そのため、早急なアップデートが推奨される。

CreativeMindsSolutionsは、脆弱性を修正したバージョン2.0.6をリリースしている。ユーザーは速やかにアップデートを実施し、脆弱性による被害を回避する必要があるのだ。

この脆弱性は、ch4r0n (Patchstack Alliance)によって発見された。

脆弱性詳細

項目詳細
脆弱性名CVE-2025-46245
脆弱性タイプクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)
影響を受けるバージョンn/a~2.0.5
修正済みバージョン2.0.6
CVSSスコア4.3 (MEDIUM)
発表日2025年4月22日
発見者ch4r0n (Patchstack Alliance)
Patchstack報告ページ

CSRF脆弱性について

CSRF(Cross-Site Request Forgery)とは、クロスサイトリクエストフォージェリと呼ばれる脆弱性のことだ。

  • ユーザーが信頼できるサイトにいる間に、悪意のあるサイトから不正なリクエストを送信される
  • ユーザーの認証状態を利用して、ユーザーの意図しない操作が行われる
  • 例えば、ユーザーの代わりに広告を変更したり、重要な情報を変更したりする可能性がある

CSRF攻撃を防ぐためには、適切なセキュリティ対策を講じる必要がある。具体的には、トークンを用いた検証やHTTPメソッドの制限などが有効だ。

CVE-2025-46245に関する考察

WordPressプラグインCM Ad ChangerのCSRF脆弱性CVE-2025-46245は、ウェブサイトのセキュリティに深刻な影響を与える可能性がある。迅速なアップデートによって脆弱性を修正することで、攻撃による被害を最小限に抑えることが出来るのだ。

しかし、全てのユーザーが速やかにアップデートを行うとは限らない。そのため、攻撃者は脆弱性を突いた攻撃を継続的に試みる可能性がある。ウェブサイト管理者は、セキュリティ対策を強化し、定期的なセキュリティ監査を実施する必要があるだろう。

今後、より高度なCSRF攻撃や、他の脆弱性との組み合わせによる複合攻撃も懸念される。そのため、継続的なセキュリティアップデートと、最新のセキュリティ技術の導入が重要となるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-46245」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-46245, (参照 2025-05-04).

関連タグ