目次
記事の要約
- アイ・オー・データ機器が2.5Gbps対応スイッチングハブ新製品を発表
- 10G対応SFP+ポート搭載で高速通信を実現
- 5ポートと8ポートの2モデルを5月下旬より販売予定
アイ・オー・データ機器、2.5Gbps対応スイッチングハブ新製品を発表
株式会社アイ・オー・データ機器は、2024年5月1日、10G対応SFP+ポートを搭載した2.5Gbps対応アンマネージスイッチングハブ「BSH-QG」シリーズを発表した。本製品は、高速通信が可能な2.5Gbps対応のアンマネージスイッチングハブである。
5ポートモデル「BSH-QG05」と8ポートモデル「BSH-QG08」の2種類がラインナップされ、SFP+モジュールを使用することで10Gbpsでの通信も可能になる。ただし、SFP+モジュールは別売である。
Auto MDI/MDI-X、オートネゴシエーション、ループ検知、IEEE 802.1X認証(EAPOL)などの機能を搭載し、ファンレス設計で動作環境温度は0~40℃だ。電源は付属のACアダプターから供給される。
5月下旬より販売開始予定で、価格はオープン価格である。
製品仕様
型番 | ポート数 | SFP+ポート | 価格 | 出荷予定 |
---|---|---|---|---|
BSH-QG05 | 5ポート | 1ポート | オープン価格 | 2024年5月下旬 |
BSH-QG08 | 8ポート | 1ポート | オープン価格 | 2024年5月下旬 |
2.5GBASE-Tと10GBASE-T/SR/LRについて
本製品は、2.5GBASE-Tに対応した高速通信を実現している。2.5GBASE-Tは、従来のギガビットイーサネット(1Gbps)よりも高速な2.5Gbpsのデータ転送速度を提供する規格だ。
- 高速データ転送
- ネットワーク遅延の低減
- 高解像度映像のストリーミングなどに対応
さらに、10GBASE-T/SR/LRに対応したSFP+ポートを搭載することで、より高速な10Gbpsでの通信も可能になる。これにより、大容量データの転送や、より多くのデバイスを接続した環境でもスムーズなネットワーク運用が可能になる。
BSH-QGシリーズに関する考察
本製品は、中小企業やSOHO向けに、コストパフォーマンスの高い高速ネットワーク環境を提供する製品として評価できる。2.5Gbps対応により、従来のギガビットイーサネットよりも高速なデータ転送が可能になり、業務効率の向上に貢献するだろう。
しかし、SFP+モジュールは別売であるため、初期費用が高くなる可能性がある。また、アンマネージドスイッチングハブであるため、高度なネットワーク管理機能は搭載されていない点には注意が必要だ。
今後、より多くのポート数を備えたモデルや、管理機能を強化したモデルが登場することが期待される。また、価格面での競争力強化も重要となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- 株式会社アイ・オー・データ機器.「10G対応SFP+搭載!高速2.5Gアンマネージスイッチングハブ | アイ・オー・データ機器 I-O DATA」.https://www.iodata.jp/news/2025/newprod/bsh-qg.htm, (参照 2025-05-04).