
Indexing APIとは
Indexing APIは、Google検索にWebページの情報を直接送信できる仕組みです。従来のクローラーによるインデックス登録に頼るだけでなく、コンテンツの追加や更新をリアルタイムにGoogleに通知できます。これによって、特に求人情報やライブ配信など、時間的制約のあるコンテンツの迅速なインデックス登録が可能です。
このAPIを活用することで、Webサイト運営者はGoogle検索結果への表示をより細かく制御できます。コンテンツの変更を即座にGoogleに伝えられるため、古い情報が検索結果に表示されるリスクを軽減できます。また、インデックス登録の優先度を上げることで、重要なコンテンツを迅速にユーザーに届けられます。
Indexing APIは、構造化データを活用したリッチリザルトの表示にも貢献します。構造化データをAPI経由で送信することで、Googleはコンテンツの内容をより正確に理解できます。その結果、検索結果において、より魅力的で有益な情報として表示される可能性が高まります。
Indexing APIの活用
「Indexing APIの活用」に関して、以下を解説していきます。
- Indexing APIの利用条件
- Indexing APIの登録方法
Indexing APIの利用条件
Indexing APIを利用するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。まず、Google Search ConsoleでWebサイトの所有権を確認する必要があります。これは、APIを通じて送信される情報が、正当なWebサイト運営者からのものであることを保証するためです。
次に、Indexing APIを使用できるのは、現在、求人情報またはライブ配信の構造化データを含むページに限られています。これは、APIが特に時間的制約のあるコンテンツの迅速なインデックス登録を目的としているためです。今後は対象となるコンテンツの種類が拡大される可能性もあります。
利用条件 | 詳細 | 備考 |
---|---|---|
所有権確認 | Google Search Consoleで実施 | 必須条件 |
対象コンテンツ | 求人情報またはライブ配信 | 構造化データが必要 |
APIキー | Google Cloud Platformで取得 | 認証に利用 |
利用規約 | Googleの規約に同意 | 遵守が必要 |
Indexing APIの登録方法
Indexing APIを利用するためには、まずGoogle Cloud Platform(GCP)でプロジェクトを作成し、APIを有効にする必要があります。次に、APIキーまたはサービスアカウントを作成し、認証情報を取得します。これらの認証情報は、APIリクエストを送信する際に必要となります。
APIリクエストは、HTTP POSTメソッドを使用して、GoogleのAPIエンドポイントに送信します。リクエストボディには、インデックス登録または削除したいページのURLと、関連するメタデータを含めます。リクエストが成功すると、Googleはコンテンツのクロールとインデックス登録を迅速に行います。
手順 | 内容 | 補足 |
---|---|---|
GCPプロジェクト作成 | 新しいプロジェクトを作成 | APIを有効化 |
認証情報取得 | APIキーまたはサービスアカウント | APIリクエストに利用 |
APIリクエスト送信 | HTTP POSTメソッドを使用 | URLとメタデータを送信 |
結果確認 | Google Search Consoleで確認 | インデックス状況を確認 |