WordPressプラグインXpro Elementor Addons Pro 1.4.9以前の深刻な脆弱性CVE-2024-13808が公開

記事の要約

  • WordPressプラグインXpro Elementor Addons – Proの脆弱性CVE-2024-13808が公開された
  • バージョン1.4.9以前でリモートコード実行の脆弱性が存在する
  • Contributor以上の権限を持つ認証済み攻撃者がサーバー上でコードを実行できる

Xpro Elementor Addons – Proの脆弱性情報公開

Wordfenceは2025年4月26日、WordPressプラグインXpro Elementor Addons – Proの脆弱性に関する情報を公開した。この脆弱性により、リモートコード実行が可能となるのだ。

脆弱性の影響を受けるのは、バージョン1.4.9までの全てのバージョンである。カスタムPHPウィジェットを通じて、認証済み攻撃者がリモートからコードを実行できる可能性があるのだ。これは、ウィジェットへのアクセス制御がクライアントサイドのみで行われていることが原因である。

Contributorレベル以上のアクセス権を持つ認証済み攻撃者であれば、サーバー上でコードを実行できる。そのため、早急な対策が必要となる。

WPXproは、この脆弱性に対処したアップデートをリリースする予定だ。

脆弱性詳細と対策

項目詳細
脆弱性名CVE-2024-13808
影響を受ける製品Xpro Elementor Addons – Pro
影響を受けるバージョン1.4.9まで
脆弱性の種類リモートコード実行(RCE)
攻撃に必要な権限Contributor以上
CVSSスコア8.8 (HIGH)
CWECWE-94
発表日2025年4月26日
発見者Matthew Rollings
Wordfence脅威インテリジェンス

リモートコード実行(RCE)について

リモートコード実行(RCE)とは、攻撃者が標的システムに不正にアクセスし、そのシステム上で任意のコードを実行できる脆弱性のことだ。この脆弱性は、システムの完全な制御を攻撃者に与える可能性がある。

  • システムの乗っ取り
  • データの窃取
  • マルウェアのインストール

RCEは非常に危険な脆弱性であり、迅速な対応が必要となる。そのため、最新のセキュリティパッチを適用し、システムを常に最新の状態に保つことが重要だ。

CVE-2024-13808に関する考察

Xpro Elementor Addons – Proの脆弱性CVE-2024-13808は、クライアントサイドでのアクセス制御の不備が原因で発生した。これは、開発者にとって、セキュリティ対策の重要性を改めて認識させる事例と言えるだろう。今後、同様の脆弱性を防ぐためには、サーバーサイドでの適切なアクセス制御の実装が不可欠だ。

この脆弱性によって、機密データの漏洩やシステムの破壊といった深刻な被害が発生する可能性がある。そのため、迅速なパッチ適用と、セキュリティ意識の向上に努める必要がある。また、定期的なセキュリティ監査の実施も重要となるだろう。

将来的には、より高度なセキュリティ対策技術の導入や、開発プロセスにおけるセキュリティチェックの強化が求められる。これにより、より安全で信頼性の高いソフトウェア開発が可能になるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2024-13808」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13808, (参照 2025-05-08).

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