
目次
記事の要約
- Northboundが清水建設への伴走コンサルティング事例を公開
- 「にぎわい」創出をテーマに技術研究所と協業
- フィールドスタディやワークショップ等を実施
清水建設の「にぎわい」創出プロジェクト
株式会社Northboundは2025年5月7日、清水建設株式会社への伴走コンサルティングサービス導入事例を公開した。このプロジェクトは、清水建設技術研究所が「にぎわい」創出というテーマに挑戦するもので、Northboundがコンサルティングファームとして協業しているのだ。
清水建設技術研究所は、新たな研究テーマとして「にぎわい」に着目した。従来の建設業の枠を超え、街の運用や活性化に踏み込む必要性を感じていたためだ。漠然としたキーワードである「にぎわい」を、研究テーマとして具体的に捉え、新たな可能性を探求しようとしたのだ。
Northboundは、まちづくり分野での豊富な実績と知見から、清水建設技術研究所のプロジェクトを支援している。2023年の大阪大学でのイベントがきっかけで協業が始まり、以来、調査、フィールドスタディ、ワークショップ、有識者とのマッチング、α版アプリケーション開発など、多岐にわたる支援を行っているのだ。
伴走型コンサルティングサービスを通じて、清水建設技術研究所は、従来のアプローチでは得られなかったアイデアの整理・展開、新たな人脈・ネットワークへのアクセスを実現した。Northboundの迅速な対応と情報整理能力も高く評価されているのだ。
清水建設技術研究所とNorthboundの協業概要
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクトテーマ | まちの「にぎわい」創出 |
協業企業 | 清水建設株式会社、株式会社Northbound |
開始時期 | 2023年(大阪大学でのイベントがきっかけ) |
実施内容 | 調査、フィールドスタディ、ワークショップ、有識者マッチング、α版アプリ開発など |
Northboundの役割 | 伴走型コンサルティング |
成果 | 新たなアイデア創出、人脈拡大、事業化視点の獲得 |
伴走型コンサルティングサービスについて
Northboundは、伴走型コンサルティングサービスを提供している。これは、明確なスケジュールやマイルストーンが定まっていない段階からでも、仮説を作り、走りながら都度修正していく柔軟なアプローチだ。
- 臨機応変な対応
- 仮説検証と修正
- 効率的なプロジェクト推進
この手法は、目標達成に集中しがちな研究所において、アプローチの変更や柔軟な対応を可能にし、効率的なプロジェクト推進に貢献するのだ。
清水建設「にぎわい」創出プロジェクトに関する考察
本プロジェクトは、建設会社が「にぎわい」創出というソフト面にも取り組むことで、企業の総合力を高める試みとして高く評価できる。従来のハード領域にとどまらず、運用・活性化まで踏み込むことで、街の魅力向上に貢献する可能性を秘めているのだ。
しかしながら、社会実装に向けた課題も存在する。例えば、多様なステークホルダーとの調整や、プロジェクトの長期的な持続可能性の確保などが挙げられる。これらの課題に対しては、Northboundとの継続的な協業や、関係各所との連携強化が重要となるだろう。
今後、本プロジェクトが成功すれば、他の建設会社や関連企業にも波及効果が期待できる。さらなる社会実装に向けた取り組みや、他分野への展開も期待したい。Northboundによる継続的な支援と、清水建設の積極的な姿勢が、このプロジェクトの成功を左右するだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「「技術から新たな事業を生み出す」株式会社Northbound、清水建設株式会社に対する伴走コンサルティングサービスの導入事例を公開 | 株式会社Northboundのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000006.000123945.html, (参照 2025-05-08).