
目次
記事の要約
- パイオニアがカロッツェリアデジタルプロセッサー2機種を発売
- Class Dハイパワーアンプ内蔵、純正オーディオシステム活用可能
- ハイグレードモデルとエントリーモデルの2機種展開
パイオニア、カロッツェリアデジタルプロセッサー2機種を発売
パイオニア株式会社は2025年5月8日、Class Dハイパワーアンプを内蔵したカロッツェリアデジタルプロセッサー2機種を発売すると発表した。近年増加している純正オーディオシステムの交換困難な状況に対応し、純正システムを生かしつつ高音質化を実現する製品だ。
ハイレゾ音源対応のハイグレードモデル「DEQ-7000A」と、専用セッティングデータで手軽に音場構築が可能なエントリーモデル「DEQ-2000A」の2機種がラインナップされている。タイムアライメントやイコライザー、出力レベル調整など、多彩な音響調整機能を搭載しているのだ。
DEQ-7000Aは9月、DEQ-2000Aは12月の発売を予定しており、DEQ-2000Aはオートバックスセブンとの協力により開発され、7月より全国のオートバックス店舗で先行発売される予定である。
スマートフォンアプリやWindows PCソフトウェアによる直感的な操作が可能で、DEQ-7000Aには専用リモコンも付属する。DEQ-2000Aは、車種ごとに最適化された専用セッティングデータを提供することで、手軽な音質向上を実現している。
カロッツェリアデジタルプロセッサー製品仕様
項目 | DEQ-7000A | DEQ-2000A |
---|---|---|
商品名 | デジタルプロセッシングユニット | デジタルプロセッシングユニット |
型番 | DEQ-7000A | DEQ-2000A |
希望小売価格 | 126,500円(税込) | オープン価格 |
発売時期 | 9月 | 12月(オートバックス先行発売:7月) |
主な機能 | ハイレゾ再生対応、専用リモコン付属 | 専用セッティングデータによる音質向上 |
その他 | 豊富な入出力端子 | 別売スピーカーライン入出力ケーブル使用可能、延長ケーブル(2.5m)同梱 |
Class Dハイパワーアンプについて
Class Dハイパワーアンプは、デジタル信号処理を用いた高効率なアンプ方式である。従来のアンプ方式と比較して、小型軽量化、低消費電力化、高出力化を実現できる点が大きな特徴だ。
- 高効率な電力変換
- 小型・軽量設計
- 高出力と低発熱
これらの特徴により、車載オーディオシステムにおいて、高音質と省スペース化の両立が可能となる。カロッツェリアデジタルプロセッサーは、このClass Dハイパワーアンプを採用することで、高音質とコンパクトなサイズを実現しているのだ。
カロッツェリアデジタルプロセッサーに関する考察
本製品は純正オーディオシステムを活用できる点が大きなメリットであり、多くのユーザーにとって高音質化への敷居を下げるだろう。しかし、車種ごとのセッティングデータの充実度や、アプリ・ソフトウェアの使いやすさが今後の課題となる可能性がある。
起こりうる問題としては、対応車種が少ないことや、アプリの操作性が複雑であることなどが挙げられる。解決策としては、対応車種を拡大し、アプリのUI/UXを改善することが重要だ。さらに、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れ、継続的なアップデートを行う必要がある。
今後追加してほしい機能としては、より高度な音響調整機能や、多様なオーディオソースへの対応などが考えられる。また、クラウド連携によるセッティングデータの共有機能なども期待したい。ユーザーニーズを的確に捉え、進化を続けることで、カロッツェリアデジタルプロセッサーは更なる普及を遂げるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「Class D ハイパワーアンプを内蔵した カロッツェリア デジタルプロセッサー2機種を発売 | パイオニア株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000951.000005670.html, (参照 2025-05-08).