fundnote社、国内初TPM上場企業への公募投資信託投資を実行、BABY JOB株式会社を支援

fundnote社、国内初TPM上場企業への公募投資信託投資を実行、BABY JOB株式会社を支援
PR TIMES より

記事の要約

  • fundnote社がTPM上場企業へ公募投資信託による投資を実行
  • BABY JOB株式会社への投資が国内初事例
  • クロスオーバー戦略による投資で企業価値向上支援

fundnote社によるTOKYO PRO Market上場企業への投資

fundnote株式会社は2025年5月7日、日本取引所グループが運営するTOKYO PRO Market(TPM)に上場するBABY JOB株式会社に、公募投資信託を通じて投資を実行したと発表した。これは、日本国内において初の事例である。

投資対象は、保育支援事業を展開するBABY JOB株式会社(証券コード:293A)で、立会外での相対取引を通じて株式を取得したのだ。同社は保育施設向け紙おむつサブスクリプションサービス『手ぶら登園』で国内トップシェアを誇り、高い成長率を維持している。

fundnote社は、この投資がTPMの活性化に繋がる第一歩になると期待しており、投資先企業の企業価値向上やグロース市場への鞍替え支援を行うとしている。TPMの認知度向上と資金調達環境の改善にも貢献するとしている。

今回の投資は、fundnote社が運用する「fundnoteIPOクロスオーバーファンド(匠のファンド あけぼの)」によるもので、未上場株と上場株を横断的に投資対象とするクロスオーバー戦略の一環である。このファンドは、IPOを控えた未上場株式やTPM上場企業にも投資機会を広げ、収益の最大化を目指すアクティブ型公募投資信託だ。

投資概要

項目詳細
投資実行日2025年5月7日
投資先企業BABY JOB株式会社
証券コード293A
市場TOKYO PRO Market
取引方法立会外相対取引
事業内容子育て支援事業
従業員数82名(2025年2月末)
売上高2,833百万円(2025年2月期)
営業利益129百万円(2025年2月期)
主要サービス紙おむつサブスクリプションサービス『手ぶら登園』
fundnote株式会社

TOKYO PRO Marketについて

TOKYO PRO Market(TPM)は、上場基準が柔軟で成長段階にある企業にとっての登竜門となる市場だ。しかし、これまで外部投資家からの資金流入は限定的で、機関投資家の出資は前例がなかった。

  • 上場基準が柔軟
  • 成長段階企業の登竜門
  • 資金調達環境の改善が必要

今回の投資は、TPM上場企業にとって初の資本市場を通じた株主構成の再編・強化という新たな価値をもたらすものだ。これにより、TPM上場企業が単なる一時的な通過点ではなく、資本政策においても選択肢となり得ることが示された。

fundnote社によるTPM投資に関する考察

fundnote社の今回の投資は、TPM市場の活性化に大きく貢献するだろう。機関投資家の参入により、TPM上場企業の資金調達環境が改善され、より多くの企業が成長を遂げやすくなる可能性がある。しかし、投資判断の精度やリスク管理が重要であり、不適切な投資による損失も懸念される。

今後、TPM市場における機関投資家の参入が加速し、市場の流動性向上や企業価値向上に繋がる可能性がある。一方で、投資判断の精度やリスク管理の重要性が増し、不適切な投資による損失リスクも高まる可能性があるだろう。fundnote社は、投資先企業の選定やポートフォリオ管理を徹底し、リスク管理を強化する必要がある。

さらに、TPM市場の活性化には、上場企業のガバナンス強化やIR活動の充実も不可欠だ。fundnote社は、投資先企業への支援を通じて、これらの課題解決にも貢献していくことが期待される。TPM市場の更なる発展と健全なエコシステムの構築に貢献していくことを期待したい。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「国内初、公募投資信託によるTOKYO PRO Market上場企業への投資を実行 | fundnote株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000104150.html, (参照 2025-05-08).

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