xlsmとは?意味をわかりやすく簡単に解説

xlsmとは?意味をわかりやすく簡単に解説

xlsmとは

xlsmとは、Microsoft Excelで作成された、マクロを含むワークブックのファイル形式のことです。通常のExcelファイル(.xlsx)とは異なり、xlsmファイルにはVBA(Visual Basic for Applications)で記述されたマクロを埋め込むことが可能です。これにより、Excelの機能を拡張し、複雑な処理を自動化できます。

xlsmファイルは、Excel 2007以降のバージョンでサポートされており、以前のバージョン(Excel 2003以前)では開くことができません。xlsmファイルを開く際には、セキュリティ上の注意が必要です。信頼できないソースからのxlsmファイルには、悪意のあるマクロが含まれている可能性があり、コンピューターに損害を与える恐れがあります。

xlsmファイルを使用する際には、マクロの設定を確認し、信頼できるファイルのみを開くようにしましょう。Excelの設定でマクロの実行を制御することで、セキュリティリスクを軽減できます。また、定期的にセキュリティソフトを更新し、最新の脅威から保護することが重要です。

xlsmファイルのセキュリティ

「xlsmファイルのセキュリティ」に関して、以下を解説していきます。

  • xlsmファイルのリスク
  • xlsmファイルの安全対策

xlsmファイルのリスク

xlsmファイルは、マクロを含むため、セキュリティ上のリスクを伴います。悪意のあるマクロが実行されると、個人情報の漏洩やファイルの破壊、システムの制御を奪われるなどの被害が発生する可能性があります。そのため、xlsmファイルを開く際には、送信元やファイルの内容を十分に確認することが重要です。

特に、不審なメールに添付されたxlsmファイルや、インターネットからダウンロードしたxlsmファイルには注意が必要です。これらのファイルには、ウイルスやマルウェアが仕込まれている可能性があり、安易に開くと危険です。セキュリティソフトを導入し、常に最新の状態に保つことで、リスクを軽減できます。

リスクの種類具体的な被害対策
情報漏洩個人情報や機密情報の不正な取得ファイルの暗号化、アクセス制限
ファイル破壊Excelファイルの破損や削除バックアップの定期的な実施
システム侵害コンピューターの制御を奪われるセキュリティソフトの導入と更新
マルウェア感染ウイルスやスパイウェアの侵入不審なファイルの開封を避ける

xlsmファイルの安全対策

xlsmファイルを安全に利用するためには、いくつかの対策を講じることが重要です。まず、Excelのマクロ設定を適切に構成し、信頼できる場所からのファイルのみマクロを有効にするように設定します。また、セキュリティソフトを導入し、定期的にスキャンを行うことで、悪意のあるマクロを検出し、駆除できます。

さらに、xlsmファイルを開く前に、ファイルの送信元や内容を確認し、不審な点があれば開かないようにしましょう。ファイルの拡張子をダブルチェックし、xlsmファイルであることを確認することも重要です。これらの対策を講じることで、xlsmファイルによるセキュリティリスクを大幅に軽減できます。

対策詳細実施頻度
マクロ設定信頼できる場所のみマクロを有効にする必要に応じて設定変更
セキュリティソフト定期的なスキャンと定義ファイルの更新毎日
ファイル確認送信元や内容の確認ファイルを開く前
拡張子確認xlsmファイルであることを確認ファイルを開く前

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