PHPGurukul Pre-School Enrollment System 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4154が公開

記事の要約

  • PHPGurukul Pre-School Enrollment System 1.0のバグを公開
  • enrollment-details.phpファイルのSQLインジェクション脆弱性
  • CVSSスコアは5.3で深刻度がMEDIUMと評価

PHPGurukul Pre-School Enrollment Systemの脆弱性情報

VulDBは2025年5月1日、PHPGurukul Pre-School Enrollment System 1.0における深刻な脆弱性を公開した。この脆弱性は、/admin/enrollment-details.phpファイルの「Status」引数を操作することでSQLインジェクション攻撃を可能にするものだ。

攻撃はリモートから実行可能であり、公開されているため悪用される可能性がある。この脆弱性は、CWE-89(SQLインジェクション)とCWE-74(インジェクション)に分類され、CVSS v4では5.3、CVSS v3では6.3のスコアが付けられている。

VulDBは、この脆弱性に関する情報をVDB-306686として公開し、関連情報へのリンクも提供している。影響を受けるのはPHPGurukul Pre-School Enrollment System 1.0バージョンであり、開発元であるPHPGurukulへの報告や修正パッチの適用が推奨される。

脆弱性詳細

項目詳細
脆弱性名PHPGurukul Pre-School Enrollment System enrollment-details.php sql injection
CVE IDCVE-2025-4154
公開日2025-05-01
更新日2025-05-01
影響を受けるバージョン1.0
深刻度MEDIUM
CVSS v4 スコア5.3
CVSS v3 スコア6.3
CWECWE-89, CWE-74
VulDB

SQLインジェクションについて

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、入力フォームなどに特別な文字列を入力することで、本来アクセスできないデータにアクセスしたり、データベースを改ざんしたりすることができる。

  • データベースへの不正アクセス
  • データの改ざん・削除
  • システムの乗っ取り

この攻撃を防ぐためには、入力値の検証やパラメータ化クエリ、適切なアクセス制御などの対策が重要だ。

CVE-2025-4154に関する考察

PHPGurukul Pre-School Enrollment System 1.0におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4154は、システムのセキュリティに深刻な脅威を与える可能性がある。迅速な対応が求められるため、PHPGurukul社による修正パッチのリリースと、ユーザーによるアップデートが不可欠だ。この脆弱性を利用した攻撃によって、生徒や職員の個人情報が漏洩する可能性も否定できない。

今後、同様の脆弱性が他のPHPGurukul製品にも存在する可能性がある。そのため、PHPGurukul社は全製品のセキュリティ監査を実施し、潜在的な脆弱性を洗い出す必要があるだろう。また、ユーザーは定期的なセキュリティアップデートを実施し、最新のセキュリティパッチを適用することで、リスクを軽減することができる。

さらに、この脆弱性を発見したVulDBのようなセキュリティ情報サイトの活用や、セキュリティ専門家による定期的なセキュリティ診断も有効な対策となる。早期発見と迅速な対応が、被害拡大を防ぐ上で非常に重要だ。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-4154」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4154, (参照 2025-05-09).

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