
DML(Data Manipulation Language)とは
DML(Data Manipulation Language)はデータベース内のデータを操作するための言語です。データの挿入更新削除などデータベースに対する様々な操作を可能にします。DMLはSQLの一部でありデータベース管理システム(DBMS)を利用する上で不可欠な要素です。
DMLを使用することでデータベースのデータを効率的に管理できます。アプリケーションからデータベースへのデータ登録や変更処理を容易に実装可能です。DMLを理解し適切に利用することでデータベースの整合性を保ちながら柔軟なデータ操作を実現できます。
DMLはデータベース技術者だけでなくアプリケーション開発者にとっても重要な知識です。データベースと連携するアプリケーションを開発する上でDMLの理解は必須と言えるでしょう。DMLを効果的に活用することでより高度なデータベースアプリケーションを開発できます。
DMLの主要な命令
「DMLの主要な命令」に関して、以下を解説していきます。
- データの挿入命令(INSERT)
- データの更新命令(UPDATE)
データの挿入命令(INSERT)
INSERT命令はテーブルに新しいレコードを追加するために使用されます。INSERT命令を使用することでテーブルにデータを追加しデータベースに新しい情報を登録できます。
INSERT命令は特定のカラムに値を挿入したりテーブルのすべてのカラムに値を挿入したりできます。データの追加はデータベースの重要な機能でありINSERT命令はその中心的な役割を担います。
命令 | 説明 | 構文 |
---|---|---|
INSERT | レコード追加 | INSERT INTO table (col) VALUES (val) |
カラム指定 | 特定カラム指定 | INSERT INTO table (col1 col2) VALUES (val1 val2) |
全カラム指定 | 全カラムに挿入 | INSERT INTO table VALUES (val1 val2 val3) |
複数レコード | 複数レコード追加 | INSERT INTO table VALUES (val1 val2) (val3 val4) |
データの更新命令(UPDATE)
UPDATE命令はテーブル内の既存のレコードを更新するために使用されます。UPDATE命令を使用することで特定の条件に合致するレコードの値を変更しデータベースの内容を最新の状態に保てます。
UPDATE命令はWHERE句と組み合わせて使用することで特定のレコードのみを更新できます。データの更新はデータベースの重要な機能でありUPDATE命令はその柔軟性と効率性を提供します。
命令 | 説明 | 構文 |
---|---|---|
UPDATE | レコード更新 | UPDATE table SET col = val WHERE condition |
複数カラム | 複数カラム更新 | UPDATE table SET col1 = val1 col2 = val2 |
条件指定 | 条件に合致 | UPDATE table SET col = val WHERE id = 1 |
全レコード | 全レコード更新 | UPDATE table SET col = val |