アークス社、生殖補助医療自動化へ約8億円調達、研究開発加速

アークス社、生殖補助医療自動化へ約8億円調達、研究開発加速
PR TIMES より

記事の要約

  • アークス社がプレシリーズAラウンドで約8億円を調達
  • 生殖補助医療の自動化に向けた研究開発を加速
  • 国内外での社会実装と人材採用に資金を充当

アークス社、プレシリーズAラウンドで約8億円調達

株式会社アークスは2025年5月12日、プレシリーズAラウンド(1st & 2nd)で合計約8億円の資金調達を完了したと発表した。この資金は、生殖補助医療の自動化に向けた研究開発を加速させるために使用されるのだ。

1月17日の1st closeで約5.3億円を調達した後、さらに約2.7億円を追加調達し、ラウンドをクローズした。今回の調達により、助成金・融資を含めた累計調達額は約12.3億円に達している。アークス社は、生殖補助医療における課題解決を目指し、NEDOや厚生労働省の助成金などを活用して研究開発を進めてきたのだ。

調達資金は、研究開発の推進、臨床研究、国内外における社会実装、そして組織拡大に伴う人材採用に充てられる予定である。アークス社は事業開発、海外薬事、研究者、エンジニア、バックオフィス人材の積極的な採用を実施しており、研究開発体制の強化を図っている。

投資家と資金使途

投資家出資額
HIRAC FUND 2号投資事業有限責任組合約2.7億円(追加分の一部)
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)非公開
あすかイノベーション投資事業有限責任組合非公開
三菱UFJ キャピタル 9号投資事業有限責任組合非公開
未来創造投資事業有限責任組合非公開
その他(1st close)約5.3億円
アークス株式会社

生殖補助医療の自動化

アークス社は、AIやロボット技術を活用した生殖補助医療ラボの自動化を目指している。この技術は、治療の成功率向上だけでなく、医療従事者の負担軽減や安全性の向上にも繋がるのだ。

  • 胚培養士の人手不足の解消
  • 治療の成功率向上
  • 地方格差の解消

高齢化が進む中、生殖補助医療の需要は増加しており、世界的な課題となっている。アークス社の技術は、この課題解決に貢献する可能性を秘めている。

アークス社の資金調達に関する考察

今回の資金調達は、アークス社の技術開発と事業展開を大きく加速させるだろう。生殖補助医療の自動化は、世界的なニーズであり、市場規模も大きいと予想される。しかし、医療機器の開発には高い技術力と規制対応が必要であり、開発リスクも存在するのだ。

今後、臨床試験や薬事承認取得といったハードルをクリアしていく必要がある。また、競合他社の台頭や技術革新のスピードにも対応していく必要があるだろう。これらの課題を克服するためには、技術開発力だけでなく、事業戦略や資金管理能力も重要となる。

アークス社には、引き続き研究開発を進め、安全で質の高い生殖補助医療を提供できるよう、期待している。グローバル市場への展開も視野に入れ、日本発の技術で世界に貢献してほしいのだ。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「アークス、プレシリーズAラウンド(1st & 2nd)で合計 約8億円の資金調達をクローズ | 株式会社アークスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000009.000109635.html, (参照 2025-05-13).

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