WordPressプラグインAeropage Sync for Airtableの脆弱性CVE-2025-3914が公開、任意ファイルアップロードの危険性

記事の要約

  • WordPressプラグインAeropage Sync for Airtableの脆弱性CVE-2025-3914が公開された
  • バージョン3.2.0以前で認証済み攻撃者が任意ファイルアップロードが可能
  • Subscriber以上の権限を持つ攻撃者がリモートコード実行の可能性がある

Aeropage Sync for Airtableの脆弱性情報公開

Wordfenceは2025年4月26日、WordPressプラグインAeropage Sync for Airtableの脆弱性CVE-2025-3914を公開した。この脆弱性により、認証済みの攻撃者が任意のファイルをアップロードできる可能性があるのだ。

影響を受けるのはバージョン3.2.0以前のAeropage Sync for Airtableで、Subscriber以上のアクセス権限を持つ攻撃者が、ファイルの種類の検証がない点を悪用して任意のファイルをサーバーにアップロードできる。これはリモートコード実行につながる可能性がある。

Wordfenceは、速やかにプラグインを最新バージョンにアップデートするよう推奨している。この脆弱性は、ファイルアップロード機能における入力検証の欠如が原因であることが判明している。

脆弱性詳細と対策

項目詳細
脆弱性名CVE-2025-3914
影響を受けるプラグインAeropage Sync for Airtable
影響を受けるバージョン3.2.0以前
脆弱性の種類任意ファイルアップロード
攻撃に必要な権限Subscriber以上
深刻度HIGH (CVSS 8.8)
公開日2025年4月26日
発見者Cheng Liu
Wordfence脅威インテリジェンス

任意ファイルアップロード脆弱性について

任意ファイルアップロード脆弱性とは、攻撃者がサーバーに任意のファイルをアップロードできる脆弱性のことだ。これは、Webアプリケーションがアップロードされるファイルの種類を適切に検証していない場合に発生する。

  • 悪意のあるスクリプトのアップロード
  • 機密情報の漏洩
  • サーバーへの不正アクセス

これらの攻撃を防ぐためには、ファイルの種類を厳格に検証し、許可されていないファイルタイプのアップロードを拒否する必要がある。また、アップロードされたファイルの適切な処理とアクセス制御も重要だ。

CVE-2025-3914に関する考察

Aeropage Sync for Airtableの脆弱性CVE-2025-3914は、WordPressユーザーにとって深刻な脅威となる可能性がある。任意ファイルアップロードは、リモートコード実行などの深刻な被害につながるため、迅速な対応が求められる。この脆弱性の発見は、WordPressプラグイン開発者にとって、セキュリティ対策の重要性を改めて認識させるものだ。

今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。そのため、開発者はセキュリティに関するベストプラクティスを遵守し、定期的なセキュリティ監査を実施する必要があるだろう。ユーザーは、常にプラグインを最新バージョンにアップデートし、セキュリティに関する情報を注意深く確認する必要がある。

この脆弱性の修正パッチがリリースされたことで、WordPressユーザーは安全な環境を維持できるようになった。しかし、新たな脆弱性の発見を防ぐためには、継続的なセキュリティ対策が不可欠である。開発者とユーザー双方による継続的な努力が、安全なWordPressエコシステムの維持に繋がるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-3914」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-3914, (参照 2025-05-13).

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