目次
記事の要約
- WordPressプラグインList Last Changesの脆弱性が公開された
- バージョン1.2.1以前で、クロスサイトスクリプティング(XSS)脆弱性が存在する
- CVE-2025-46238として登録され、修正版がリリースされた
WordPressプラグインList Last Changesの脆弱性に関する情報公開
Patchstack OÜは2025年4月22日、WordPressプラグインList Last Changesの脆弱性に関する情報を公開した。この脆弱性は、クロスサイトスクリプティング(XSS)であり、悪用されるとウェブサイトが改ざんされる可能性があるのだ。
影響を受けるのはList Last Changesバージョン1.2.1以前である。バージョン1.2.2以降ではこの脆弱性は修正されている。そのため、利用者は速やかに最新バージョンへのアップデートを行う必要がある。
この脆弱性は、Webページ生成時の入力の不適切な無効化によって発生する。攻撃者は悪意のあるスクリプトを挿入し、ウェブサイトの閲覧者に影響を与える可能性があるのだ。
発見者はmuhammad yudha (Patchstack Alliance)である。
脆弱性詳細と対策
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE ID | CVE-2025-46238 |
脆弱性タイプ | クロスサイトスクリプティング(XSS) |
影響を受けるバージョン | n/a~1.2.1 |
修正済みバージョン | 1.2.2 |
CVSSスコア | 6.5 (MEDIUM) |
発表日 | 2025-04-22 |
開発元 | rbaer |
発見者 | muhammad yudha (Patchstack Alliance) |
クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を悪用して、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebサイトに挿入する攻撃手法である。このスクリプトは、ウェブサイトの閲覧者に対して実行される可能性がある。
- ユーザーのセッション情報を盗む
- ウェブサイトの内容を改ざんする
- 悪意のあるサイトにリダイレクトする
XSS攻撃を防ぐためには、入力値の検証や出力値のエスケープ処理など、適切な対策を行う必要があるのだ。
WordPressプラグインList Last Changes脆弱性に関する考察
今回のList Last Changesの脆弱性情報は、WordPressユーザーにとって重要な情報だ。迅速なアップデートによって、ウェブサイトのセキュリティを確保することができる。しかし、アップデートが遅れると、攻撃者による悪用を受ける可能性がある。
今後、同様の脆弱性が他のWordPressプラグインでも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティチェックやアップデートが重要となるだろう。また、プラグイン開発者側も、セキュリティ対策を強化し、脆弱性の早期発見・修正に努める必要がある。
さらに、ユーザー教育も重要だ。ユーザーは、セキュリティに関する知識を深め、安全なウェブサイト利用を心がけるべきである。セキュリティ意識の向上によって、多くの脆弱性攻撃を防ぐことができるだろう。
参考サイト/関連サイト
- CVE.「CVE Record: CVE-2025-46238」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-46238, (参照 2025-05-13).