
目次
記事の要約
- HACARUSが外観検査システムと新AIソフトウェアを発表
- TECH Biz EXPO 2025に出展しデモを実施
- 2025年夏に新AIソフトウェアをリリース予定
HACARUSが外観検査システムとAIソフトウェアを発表
株式会社HACARUSは、2025年5月13日、外観検査の省人化・効率化を支援する固定カメラ構成の外観検査システムと新AIソフトウェア「HACARUS Check AIソフトウェア」を発表した。このシステムは最大4台のカメラに対応し、複雑形状の金属部品にも対応可能だ。
新AIソフトウェアは、少量・良品データでの迅速な立ち上げを維持しながら、不良品・良品のアノテーション追加学習による「デュアルチューニング」機能を搭載している。誰でも直感的に操作できる新しいUIデザインも特徴の一つである。
HACARUSは、2025年5月28日~29日に名古屋市で開催される「第14回 次世代ものづくり基盤技術産業展―TECH Biz EXPO 2025―」に出展し、これらの製品をデモ形式で紹介する予定だ。省スペースかつ高精度な検査を実現し、幅広い現場での活用が見込まれる。
新AIソフトウェアは2025年夏にリリース予定である。
TECH Biz EXPO 2025出展概要と展示内容
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 第14回 次世代ものづくり基盤技術産業展―TECH Biz EXPO 2025― |
会期 | 2025年5月28日(水)~29日(木)10:00~17:00(※29日は16:00まで) |
会場 | 吹上ホール(名古屋市中小企業振興会館)〒464-0856 名古屋市千種区吹上二丁目6番3号 |
主催 | 名古屋国際見本市委員会 |
小間番号 | き14 |
展示製品 | HACARUS Check 固定カメラ仕様<固定カメラ用周辺機器インテグレーションキット CPIK-S> |
対応ワーク例 | バルブリテーナ、バルブロッカーアーム、オイルポンプなど多数 |
AI外観検査システムについて
HACARUS Check AIソフトウェアは、従来のAI外観検査システムの問題点を解決するために開発された。少量のデータで迅速に立ち上げられる点が大きな特徴だ。
- 少量データでの学習が可能
- デュアルチューニング機能による見逃し防止と過検出抑制
- 直感的なUIデザイン
これらの機能により、AI外観検査の導入・運用におけるハードルを大幅に下げ、現場での即戦力となることを目指している。
HACARUS Check AIソフトウェアに関する考察
HACARUS Check AIソフトウェアは、少量のデータで高精度な外観検査を実現できる点が大きなメリットだ。製造現場における省人化・効率化に大きく貢献し、生産性向上に繋がるだろう。しかし、導入にあたっては既存システムとの連携や、現場の作業フローへの適応などが課題となる可能性がある。
起こりうる問題としては、導入コストや既存システムとの互換性、そして熟練作業員のトレーニングなどが挙げられる。解決策としては、導入支援体制の強化や、分かりやすいマニュアルの提供、そして段階的な導入によるリスク軽減などが考えられるだろう。
今後追加してほしい機能としては、多様なワークに対応できる柔軟性の向上や、検査結果の可視化・分析機能の強化などが挙げられる。HACARUSには、顧客ニーズを的確に捉え、更なる機能改善と普及に努めてほしい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「HACARUS、「TECH Biz EXPO 2025」に初出展 | 株式会社HACARUSのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000124.000026090.html, (参照 2025-05-14).