目次
記事の要約
- NRIセキュアがデジタルサービス不正利用対策研修を開講
- 2025年7月28日~29日にオンラインで開催
- デジタルクライムリスク分析と対策を学ぶ2日間プログラム
NRIセキュア、デジタルサービス不正利用対策研修を7月開講
NRIセキュアテクノロジーズ株式会社は、情報セキュリティ研修コース「セキュアEggs」に「サービス不正利用対策研修」コースを新設し、2025年7月より開講すると発表した。デジタルサービスの不正利用対策に特化した研修で、講義とハンズオン形式でデジタルクライムリスクとその対応を学習できる。
デジタルサービスの多様化に伴い、不正決済や不正送金などのデジタルクライムリスクが増加している。NRIセキュアは、サービス企画・設計段階からのリスク理解と対策の重要性を強調しており、この研修コースはその需要に応えるものだ。
本コースは基礎編と実践編の2日間プログラムで構成され、デジタルクライムリスクの全体像、分析手法、対策などを学ぶことができる。サービス利用者と提供者のセキュリティ確保に必要な視点も習得できるのだ。
研修概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開催日時 | 2025年7月28日(月)~7月29日(火)9:30~17:30 |
開催方式 | オンライン |
参加費 | 早割価格:145,000円(税込:159,500円)/人(2025年5月30日まで) 通常価格:160,000円(税込:176,000円)/人 |
定員 | 20名(最少催行人数10名) |
主な研修内容 | デジタルクライムリスクの全体像、分析手法、対策、事例紹介、ハンズオン演習など |
デジタルクライムリスクについて
デジタルクライムリスクとは、デジタルサービスの仕組みを悪用した不正行為のリスクである。サービスのビジネスモデルや使い方に起因するため、サービス企画段階からの対策が重要だ。
- なりすまし利用
- 他者情報の不正紐づけ
- サービス機能の悪用/不正利用
これらのリスクを正しく理解し、適切な対策を講じることで、安全なデジタルサービスを提供できるのだ。
サービス不正利用対策研修に関する考察
本研修は、増加するデジタルクライムリスクへの対策として非常に有効なプログラムであると考えられる。実践的なハンズオン演習が含まれている点は、受講者の理解を深める上で大きなメリットだ。しかし、受講料が高額であるため、中小企業などへの普及には課題が残る可能性がある。
今後、デジタルクライムの手口はさらに高度化し、新たなリスクも発生するだろう。研修内容の継続的なアップデートと、より幅広い層へのアクセスを容易にするための価格設定の検討が必要となる。企業規模や業種に合わせた研修コースのバリエーションも検討すべきだろう。
さらに、最新の脅威事例や対策技術に関する情報提供を継続的に行う仕組みの構築も重要だ。受講者同士のネットワーク構築を支援するコミュニティなども有効な手段となるだろう。NRIセキュアには、安全なデジタル社会の実現に向けて、更なる貢献を期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「NRIセキュア、デジタルサービスの不正利用対策に特化したセキュリティ研修を7月に開講 | NRIセキュアテクノロジーズ株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000176.000052432.html, (参照 2025-05-14).