
目次
記事の要約
- ニコニコレンタカーが加盟店向けオンラインセミナーを開催
- 営業時間外返却サービスと営業時間延長のメリットを解説
- 人手不足解消策として、潜在需要獲得や売上アップの可能性を示唆
第36回ニコレン経営者会議開催
ニコニコレンタカー(運営:株式会社レンタス、店舗開発:株式会社MIC)は、2025年5月13日、すべての加盟企業が無料で参加できるオンラインセミナー『第36回ニコレン経営者会議』を開催した。このセミナーでは、人手不足を乗り越えるための施策として、テスト運用中の営業時間外返却サービスの概要と、営業時間延長によるメリットについて解説されたのだ。
営業時間外返却サービスは、閉店後も無人での返却を受け付ける仕組みである。営業時間を延長せずに潜在需要を獲得し、貸渡単価をアップさせ、帰着ラッシュを緩和できるメリットがある。セミナーでは、テスト運用で見えてきたメリット、発生したトラブル、全店リリースに向けたスケジュールなどが詳しく解説された。
営業時間延長のメリットについても解説された。24時間営業店の稼働実績から時間帯別需要を分析した結果、8時~20時の出発・帰着件数は全体の44%にとどまることがわかった。早朝6~7時台の出発と夜20~23時台の帰着が多いことから、8時~20時営業のお店が閉店時間を2時間延長すると、潜在需要の獲得により売上が1.36倍になる可能性があることが示されたのだ。
ニコニコレンタカーの概要とサービス
項目 | 詳細 |
---|---|
店舗数 | 1,448店舗 |
会員数 | 280万人 |
サービス内容 | 生活レンタカー、多様な車種ラインナップ |
予約システム | ニコパス |
運営会社 | 株式会社レンタス |
店舗開発 | 株式会社MIC |
営業時間外返却サービスについて
営業時間外返却サービスは、顧客の利便性向上と店舗運営の効率化に貢献する画期的なサービスだ。このサービスによって、営業時間外に返却したいという顧客ニーズに対応できるようになる。
- 顧客満足度の向上
- 人手不足の緩和
- 売上増加の可能性
無人での返却システムの導入により、人件費の削減や営業時間の柔軟な運用が可能になるだろう。
ニコニコレンタカー経営者会議に関する考察
今回のニコレン経営者会議で発表された営業時間外返却サービスと営業時間延長は、人手不足に悩むレンタカー業界にとって有効な解決策となり得るだろう。特に、営業時間外返却サービスは、顧客の利便性を向上させながら、人件費の削減にも繋がるため、非常に魅力的なサービスだと言える。
しかし、無人での返却システム導入に伴い、車両の盗難や損傷といったリスクも考慮する必要がある。そのため、セキュリティ対策の強化や、万が一のトラブル発生時の対応マニュアルの整備などが不可欠となるだろう。これらの課題をクリアすることで、サービスの安定的な運用が可能になる。
今後、さらに顧客ニーズを捉えたサービスの拡充や、加盟店へのサポート体制の強化が期待される。例えば、多言語対応や、様々な決済手段の導入、AIを活用した顧客サポートシステムの導入などが考えられる。これらの取り組みによって、ニコニコレンタカーは更なる成長を遂げるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「ニコニコレンタカー、『第36回ニコレン経営者会議』を開催いたしました | 株式会社MICのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000057.000134974.html, (参照 2025-05-14).