
目次
記事の要約
- ロイヤルホテル9ホテルで従業員エンゲージメント向上システム導入
- 「はたLuckエンゲージメント」サーベイシステムの本導入完了
- 従業員約3200名規模への導入で職場環境改善に貢献
ロイヤルホテルにおける「はたLuckエンゲージメント」導入
株式会社HataLuck and Personは2025年5月12日、サービス業の職場マネジメントとエンゲージメント経営を支援するサーベイシステム「はたLuckエンゲージメント for Workplace/for Company」が、ロイヤルホテルが運営する9ホテルに導入されたと発表した。これは、従業員の働きがい向上と定着率向上を目指した取り組みの一環である。
2024年3月より一部施設でテスト導入を開始し、一定の効果が見られたことから、2024年10月にリーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクションを含む9ホテルへ本導入されたのだ。対象となる従業員数は約3200名規模に及ぶ。
「はたLuckエンゲージメント」は、アルバイトスタッフを含む全従業員の声を収集し、職場状況を可視化、モニタリングする機能を持つ。AIによる分析で職場ごとのマネジメント課題を抽出し、改善サイクルを回す仕組みを提供している。
ホテル内のレストランでは、サーベイ結果から「感謝・承認のコミュニケーション」や「チームワーク」の課題が抽出され、「はたLuckアプリ」の「星を贈る」機能などを活用した改善策を実施した結果、従業員のエンゲージメントスコアとマネジャーのマネジメントランクが向上したという。
「はたLuckエンゲージメント」導入概要
項目 | 詳細 |
---|---|
導入企業 | 株式会社ロイヤルホテル |
導入施設 | リーガロイヤルホテル大阪 ヴィニェット コレクションを含む9ホテル |
導入時期 | 2024年10月(テスト導入:2024年3月~) |
対象従業員数 | 約3200名 |
システム | はたLuckエンゲージメント for Workplace/for Company |
導入目的 | 従業員の働きがい向上、定着率向上、職場環境改善 |
主な機能 | 定期的なサーベイ、エンゲージメントスコア測定、AIによる分析、改善策支援 |
エンゲージメント経営とサーベイシステム
エンゲージメント経営とは、従業員のモチベーションや働きがいを高めることで、生産性向上や定着率向上を目指す経営手法である。近年、人材不足が深刻化するサービス業において、エンゲージメント経営の重要性が高まっている。
- 従業員の満足度向上
- 生産性向上
- 離職率低下
「はたLuckエンゲージメント」のようなサーベイシステムは、従業員の意見を収集し、エンゲージメント経営を効果的に推進するための重要なツールとなるのだ。
「はたLuckエンゲージメント」導入に関する考察
ロイヤルホテルにおける「はたLuckエンゲージメント」の導入は、サービス業におけるエンゲージメント経営の成功事例として注目に値する。従業員のエンゲージメントスコア向上やマネジャーのマネジメントランク向上といった成果は、システムの効果を実証していると言えるだろう。しかし、導入効果はホテルの規模や従業員の特性、マネジメント層の対応など様々な要因に影響を受ける可能性がある。
今後、導入効果の持続性や、他のホテルへの展開、更なる機能拡張などが課題となるだろう。例えば、サーベイ結果に基づいた具体的な改善策の提案機能や、従業員間のコミュニケーション促進機能の強化などが考えられる。継続的な改善とサポート体制の構築が、導入効果の最大化に繋がるだろう。
長期的な視点で従業員のエンゲージメント向上を図るためには、システムの活用にとどまらず、企業文化や人事制度、働き方改革など、多角的なアプローチが必要となる。HATALUCK社には、ロイヤルホテルとの連携を強化し、サービス業全体のエンゲージメント向上に貢献していくことを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「サービス業のエンゲージメント経営を推進するサーベイシステム「はたLuckエンゲージメント」、リーガロイヤルホテルで導入 | 株式会社HataLuck and Personのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000037182.html, (参照 2025-05-14).