
目次
記事の要約
- 三菱地所とAlchemistがアクセラレータープログラム「Alchemist Japan」第2期の募集開始を発表
- B2Bスタートアップを対象としたエクイティ方式プログラムで、日本発を中心に世界中のスタートアップが応募可能
- 2025年10月~12月のプログラム実施期間を経て、卒業生はサンフランシスコでのプログラムに参加予定
Alchemist Japan プログラム第2期募集開始
三菱地所株式会社は2025年5月12日、米国発アクセラレータープログラム「Alchemist Japan」第2期(AJ Class2)の参加スタートアップ募集開始を発表した。このプログラムは、優れた技術力を持つB2Bスタートアップを対象としたエクイティ方式プログラムである。
参加スタートアップはAlchemistファンドからの投資を受け、コーチングやメンタリングを通して顧客開拓、ビジネスモデル構築、VCへのピッチ方法などを学ぶことができる。さらに、イベントや紹介、独自のSNS(Vault)を通じて質の高いグローバルネットワークへのアクセスも可能になるのだ。
日本とシリコンバレーの強みを融合させ、両地域をはじめとした世界各国からのメンター、講師、事業者がスタートアップをサポートする。プログラムは2025年10月~12月の期間で実施され、卒業生はアルケミストのサンフランシスコでの6か月間のプログラムに参加予定だ。
応募締め切りは2025年7月21日(予定)で、キックオフイベントは2025年6月20日(予定)に開催される。イベントではAlchemistプログラムの概要紹介に加え、パネルディスカッション、Q&Aセッション、起業家・投資家・パートナーとのネットワーキングなどが予定されている。
プログラム概要
項目 | 詳細 |
---|---|
対象 | 優れた技術力を持つB2Bスタートアップ |
プログラム方式 | エクイティ方式 |
投資 | Alchemistファンドからの投資 |
サポート内容 | コーチング、メンタリング、レクチャー |
ネットワーク | グローバルネットワークへのアクセス |
実施期間 | 2025年10月~12月(予定) |
卒業生向けプログラム | サンフランシスコでの6か月間のプログラム(オンライン・オフラインのハイブリッド開催) |
応募締め切り | 2025年7月21日(予定) |
キックオフイベント | 2025年6月20日(予定) |
アクセラレータープログラムについて
アクセラレータープログラムとは、スタートアップ企業の成長を支援するプログラムである。資金提供に加え、メンターによる指導、ネットワーク構築の機会などが提供される。
- 資金調達支援
- ビジネスモデル構築支援
- 市場開拓支援
Alchemist Japanは、米国シリコンバレーを拠点とするAlchemist Accelerator LLCが提供するプログラムであり、グローバルな視点と日本の市場への理解を組み合わせた独自の支援体制が特徴だ。
Alchemist Japanプログラムに関する考察
Alchemist Japanプログラムは、日本発のB2Bスタートアップのグローバル展開を強力に支援する優れたプログラムであると言える。質の高いメンタリングやグローバルネットワークへのアクセスは、スタートアップの成長に大きく貢献するだろう。しかし、選考基準の厳しさや、プログラム参加に伴う負担も考慮する必要がある。
今後、プログラムの規模拡大や、より多様な分野のスタートアップへの対応が求められる可能性がある。また、プログラム修了後のフォロー体制の強化も重要となるだろう。参加スタートアップの成功事例の創出を通じて、プログラムの認知度向上と更なる発展が期待される。
さらに、AIやサステナビリティといった分野への特化、あるいは地域的な拡大なども検討課題となるだろう。三菱地所のイノベーションエコシステムとの連携強化も、プログラムの成功に不可欠な要素である。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「B2B分野に特化した、米国発アクセラレータープログラム「Alchemist(アルケミスト) Japan(ジャパン)」第2期 開催を発表 | 三菱地所株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000294.000016002.html, (参照 2025-05-14).