目次
記事の要約
- freeeがBundle by freeeのコストレポート機能を提供開始
- SaaSコストの可視化とコスト削減額の算出が可能に
- 部署別、SaaS別、雇用形態別の支出額を把握できる
Bundle by freeeコストレポート機能リリース
freee株式会社は2025年5月12日、SaaS一元管理クラウド「Bundle by freee」にコストレポート機能の提供を開始した。この機能により、企業の情報システム部門は、利用しているSaaSのコストを可視化し、コスト削減の可能性を分析できるようになったのだ。
コストレポート機能は、SaaS、部署、雇用形態ごとにSaaS支出額を可視化し、未使用アカウントから削減可能な金額を自動算出する。これにより、企業は自社のIT投資状況を正確に把握し、適切な投資判断を行うことが可能になる。情報システム部門の業務効率化にも大きく貢献するだろう。
Bundle by freeeは、アカウント発行や削除、アカウントの棚卸し作業などを自動化するツールとして知られている。今回のコストレポート機能の追加により、SaaSコスト管理における包括的なソリューションを提供するに至ったのだ。情報システム部門の負担軽減と戦略的なIT投資を実現する上で、重要な役割を果たすだろう。
本機能によって、情報システム部門はSaaSコストの全体像を把握し、無駄な支出を削減できるようになる。また、データに基づいた適切な投資判断を行うことで、企業全体のIT戦略の最適化に貢献できるのだ。
Bundle by freee機能一覧
機能 | 詳細 |
---|---|
コストレポート機能 | SaaSコストの可視化、削減可能額の算出 |
アカウント管理機能 | SaaSアカウントの発行、削除、棚卸し自動化 |
ファイル・フォルダ管理機能 | 外部共有ファイル・フォルダの棚卸し自動化 |
人事データ統合機能 | 人事データとアカウント管理データの統合 |
端末台帳機能 | ITデバイスの管理 |
SaaSコスト管理の重要性
近年、企業におけるSaaSの利用は増加の一途を辿っている。そのため、SaaSコストの可視化と管理は、企業の財務状況を把握し、効率的なIT投資を行う上で非常に重要になっている。
- コスト削減
- 効率的な投資判断
- IT戦略の最適化
適切なSaaSコスト管理は、企業の競争力強化に繋がるのだ。
Bundle by freeeコストレポート機能に関する考察
Bundle by freeeのコストレポート機能は、SaaSコストの可視化という企業のニーズに応える優れた機能だ。情報システム部門の業務効率化に貢献し、データに基づいた戦略的なIT投資を可能にするだろう。しかし、導入にあたっては、既存システムとの連携やデータの正確性といった課題も考慮する必要がある。
今後、より詳細な分析機能や、予測機能の追加が期待される。例えば、将来的なコスト予測や、最適なSaaS選定のためのレコメンド機能などが考えられる。これらの機能強化によって、より高度なSaaSコスト管理が可能になるだろう。
freeeには、今後もBundle by freeeの機能拡充を進め、企業のITコスト最適化を支援していくことを期待したい。継続的なアップデートとユーザーサポートによって、多くの企業が本サービスの恩恵を受けることができるだろう。
参考サイト/関連サイト
- フリー株式会社.「SaaS一元管理クラウドのBundle by freee、コストレポート機能の提供を開始 利用しているSaaSコストの可視化と適切な投資判断が可能に | プレスリリース | corp.freee.co.jp」.https://corp.freee.co.jp/news/20250512bundle_by_freee.html, (参照 2025-05-15).