
目次
記事の要約
- TARGET JAMMが第三者割当増資を実施
- 奄美大島与路島にビジターセンター「Ole Ole」開設
- 離島活性化事業のモデルケースを目指す
TARGET JAMM、第三者割当増資を実施し奄美大島与路島の活性化事業を強化
株式会社TARGET JAMMは2025年5月13日、株式会社GETTIを引受先とする第三者割当増資を実施したと発表した。調達資金は、離島活性化事業の強化に充当される予定だ。
同社は既に与路島において、富裕層向けの一軒宿「CJCASAaoao」とリピーター向け古民家宿「National Park Style Cominca」の運営権を取得している。今回の増資により、これらの施設の運営を本格化させる計画である。
2025年7月には、古民家を改修したビジターセンター「Ole Ole」を開設する予定だ。ビジターセンター内には、カフェ、島内名産品ショップ、ツアーデスクなどを設置し、島全体の活性化に貢献していくとしている。
TARGET JAMMは、この与路島の取り組みを離島活性化事業のモデルケースとして、今後、他の離島への展開も目指すとしている。
与路島ビジターセンター「Ole Ole」概要と関連情報
項目 | 詳細 |
---|---|
名称 | 与路島ビジターセンター【Ole Ole(オーレオーレ)】 |
所在地 | 鹿児島県大島郡奄美大島区与路島340 |
敷地面積 | 1008.26㎡(305.53坪) |
竣工予定日 | 2025年4月30日 |
事業主 | 株式会社 TARGET JAMM |
機能 | ビジターセンター、カフェ、ツアーデスク、島内名産品ショップ、有機農園 |
開設予定日 | 2025年7月 |
離島活性化事業について
TARGET JAMMは、地域創生事業を行う株式会社TARGETと資本提携しており、2017年から与路島の活性化に取り組んでいる。
- 宿泊施設の運営
- ビジターセンターの開設
- 名産品開発・販売
これらの事業を通じて、与路島の経済活性化と観光客誘致を目指しているのだ。
TARGET JAMMの離島活性化事業に関する考察
与路島の活性化は、過疎化が進む離島における持続可能な地域社会形成のモデルケースとなり得る点で大きな意義がある。ビジターセンターの開設は、観光客の増加と地域経済の活性化に大きく貢献するだろう。しかし、観光客の増加に伴う環境問題への対策や、地域住民との共存、持続可能な観光モデルの構築が課題となる可能性もある。
これらの課題に対しては、環境保護への意識啓発、地域住民との連携強化、適切な観光客数の管理などが重要となるだろう。また、多様な観光客層への対応や、デジタル技術を活用した情報発信なども有効な手段となる可能性がある。
今後、TARGET JAMMが、地域住民との協働による持続可能な観光モデルを構築し、他の離島への展開も成功させることを期待したい。与路島の成功事例は、日本の多くの離島にとって貴重な示唆を与えるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「㈱TARGET JAMMが、㈱GETTIを引受先とする第三者割当増資を実施。調達資金を活用して離島活性化事業を強化。 | 株式会社TARGET JAMMのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000154698.html, (参照 2025-05-15).