WordPressプラグインAjax Load More 7.3.1以前の深刻なXSS脆弱性CVE-2025-47630が公開

記事の要約

  • WordPressプラグインAjax Load Moreの脆弱性が公開された
  • バージョン7.3.1以前で、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性がある
  • 攻撃者は悪意のあるスクリプトを埋め込み、サイトを改ざんできる

WordPressプラグインAjax Load Moreの脆弱性に関する情報公開

Patchstack OÜは2025年5月7日、WordPressプラグインAjax Load Moreの脆弱性に関する情報を公開した。この脆弱性は、クロスサイトスクリプティング(XSS)であり、バージョン7.3.1以前のバージョンに影響するのだ。

具体的には、不適切な入力の無効化による脆弱性で、攻撃者は悪意のあるスクリプトを埋め込むことが可能となる。これにより、ウェブサイトの改ざん、ユーザー情報の窃取、フィッシング攻撃などが実行される可能性があるのだ。

発見者はmuhammad yudha氏(Patchstack Alliance)であり、この脆弱性情報はPatchstackのデータベースにも掲載されている。

この脆弱性への対応として、Ajax Load Moreを最新バージョンにアップデートすることが推奨される。最新バージョンへのアップデートによって、この脆弱性を解消することができるのだ。

脆弱性に関する詳細情報

項目詳細
脆弱性名クロスサイトスクリプティング(XSS)
影響を受けるバージョンn/a~7.3.1
脆弱性識別子CVE-2025-47630
公開日2025年5月7日
発見者muhammad yudha (Patchstack Alliance)
CVSSスコア6.5 (MEDIUM)
CWECWE-79
Patchstackデータベース

クロスサイトスクリプティング(XSS)について

クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、ウェブサイトに悪意のあるスクリプトを埋め込む攻撃手法のことだ。ユーザーがそのウェブサイトにアクセスすると、埋め込まれたスクリプトが実行され、様々な被害が発生する可能性がある。

  • Cookieの窃取
  • セッションハイジャック
  • サイト改ざん

XSS攻撃を防ぐためには、入力値の適切なサニタイズや、コンテンツセキュリティポリシー(CSP)の設定などが重要となる。

CVE-2025-47630に関する考察

Ajax Load MoreのCVE-2025-47630は、ウェブサイトのセキュリティに深刻な影響を与える可能性があるため、迅速な対応が必要だ。多くのWordPressサイトがAjax Load Moreを使用していることを考えると、この脆弱性の影響範囲は非常に大きいと言えるだろう。

今後、この脆弱性を悪用した攻撃が増加する可能性がある。そのため、ウェブサイト管理者は速やかにプラグインのアップデートを実施し、セキュリティ対策を強化する必要がある。また、定期的なセキュリティ監査の実施も重要となるだろう。

この脆弱性の発見と公開は、オープンソースソフトウェアのセキュリティ向上に貢献するものである。今後も、脆弱性の早期発見と迅速な対応が求められるだろう。セキュリティ意識の向上と、継続的なセキュリティ対策が重要だ。

参考サイト/関連サイト

  1. CVE.「CVE Record: CVE-2025-47630」.https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-47630, (参照 2025-05-15).

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