
目次
記事の要約
- YOMIKOがキャリアオーナーシップ経営AWARD2025を受賞
- 社員の個性と可能性を最大限に活かす取り組みが評価された
- 若手社員の離職率低下、男性育休取得率100%などの成果
YOMIKOのキャリアオーナーシップ経営
株式会社読売広告社(YOMIKO)は2025年5月14日、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」のマネジメントの変革部門(中堅・中小企業の部)において最優秀賞を受賞した。これは、社員を主人公とした経営への転換と、キャリアオーナーシップを軸に個性を可視化する取り組みが評価された結果だ。
YOMIKOは「GAME CHANGE PARTNER」をビジョンに掲げ、受注型ビジネスから創出型ビジネスへの転換を推進している。ワークライフバリューの実現を提唱し、社員が自分らしく活躍できる環境づくりに注力したのだ。
特に20代後半から30代前半の社員に対しては、「成長機会の提供」と「徹底した見える化」を重視した施策を展開した。ビジネスパートナー育成プログラムや独自のスキルサーベイ、Y-PRIDE調査、ライフキャリアサポート窓口などを導入し、社員のパフォーマンス向上と離職率の低下に繋げたのだ。
これらの施策により、20代後半~30代前半の離職者数は2022年から2023年で57%減、2024年度は前年比でさらに20%減と3年連続減少を達成した。男性育休取得率も2022年~2024年で3年連続100%を達成している。
YOMIKOの取り組みと成果
施策 | 内容 | 成果 |
---|---|---|
ビジネスパートナー育成プログラム | 経営レイヤーの思考を読み解く選抜研修 | 3年間で対象社員の36%が受講 |
独自のスキルサーベイ | Y型人財モデルと連携したスキル把握 | 社員の現在地を俯瞰的に把握 |
Y-PRIDE調査 | パルスサーベイによる社員の心理状態把握 | 管理職による部下の心の状態把握とケア |
ライフキャリアサポート窓口 | キャリアコンサルタントによる相談窓口 | 個々のライフキャリア支援 |
ワークライフバリュー重視 | 様々な取り組み | 離職者数の大幅減少、男性育休取得率100%、女性管理職比率向上 |
キャリアオーナーシップについて
キャリアオーナーシップとは、個人が自身のキャリアを主体的に考え、計画し、実現していく考え方である。YOMIKOは、このキャリアオーナーシップを組織づくりの中核に据え、社員一人ひとりの個性と可能性を最大限に活かす取り組みを進めている。
- 個人の強みや弱みを可視化
- 成長機会の提供
- キャリアパスを明確化
これにより、社員のエンゲージメント向上と組織全体の活性化に繋がっているのだ。
YOMIKOの取り組みに関する考察
YOMIKOの取り組みは、社員の成長と定着、ひいては企業の持続的な成長に大きく貢献していると言える。社員の個性や強みを活かすことで、高いモチベーションと生産性を維持できている点が評価できる。しかし、このような取り組みは、継続的な投資と管理体制の整備が必要となるだろう。
今後、外部環境の変化や競合の台頭などにより、新たな課題が発生する可能性もある。例えば、社員のキャリアプランの変化への対応や、スキルアップのための研修内容のアップデートなどが挙げられる。これらの課題に対しては、柔軟な対応と継続的な改善が必要となるだろう。
さらに、YOMIKOは、多様な働き方やキャリアパスの支援を強化し、より多くの社員が自身の可能性を最大限に発揮できる環境を構築していくべきだ。社員の成長と企業の成長が互いに促進し合う好循環を維持し続けることが重要である。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「YOMIKOがキャリアオーナーシップ経営AWARD2025の「マネジメントの変革部門(中堅・中小企業の部)」において最優秀賞を受賞 | 株式会社読売広告社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000135.000006104.html, (参照 2025-05-15).