目次
記事の要約
- アシストがFelo Enterpriseの提供を開始
- 日本発のAI検索エンジンで高度なエージェント機能搭載
- 国内企業500社への提供を目指す
アシスト、AI検索エンジン「Felo Enterprise」提供開始
株式会社アシストは2025年5月9日、Felo株式会社と代理店契約を締結し、AI検索エンジン「Felo Enterprise」の提供を開始した。このエンジンは、マルチLLMとRAG技術を活用し、日本語対応力と高精度な検索機能を備えているのだ。
ユーザーの問いに対して、目的に応じた情報収集タスクを自律的に計画・実行する。検索方針の調整や情報の取捨選択を繰り返し、専門家レベルの高品質なアウトプットを導き出す点が特徴である。SOC2認証を取得しており、企業情報も強固に保護される仕組みだ。
アシストは、Felo社の国内ユーザーに最適な検索体験という姿勢に共感し、連携してFelo Enterpriseを展開していくことを決定した。2028年までに国内企業500社への提供を目指すとしている。
「Felo Enterprise」の概要と価格
プラン | 月額(1ライセンス) | 年額(1ライセンス) | プロフェッショナル検索 | Microsoft PowerPoint生成 | ドキュメント分析 | 全社共有ファイル数 | 1ヵ月あたりの最大録音時間(議事録機能) | 1回あたりの最大録音時間(議事録機能) | カスタムエージェント数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Premium | 7,399円 | 70,788円 | 900回/日 | 無制限 | 無制限 | 500 | 1,800分/月 | 90分 | 100 |
Ultimate | 11,899円 | 118,788円 | 無制限 | 無制限 | 無制限 | 2,000 | 無制限 | 180分 | 500 |
AIエージェントについて
Felo Enterpriseは、企業向けAIエージェント「Agent Store」を提供する。これは、各企業のニーズに応じたカスタマイズが可能なAIエージェントであり、業務特化型のエージェントを簡単に導入できるのだ。
- 社内情報検索
- 業務支援
- 顧客対応
幅広いシーンで活用可能であり、企業の生産性向上に貢献するだろう。
Felo Enterpriseに関する考察
Felo Enterpriseは、高度なAI機能と日本語への対応力を備えている点が大きな強みだ。多様な言語に対応し、リアルタイムの情報収集や高度なデータ分析も可能であるため、企業の業務効率化に大きく貢献するだろう。
しかし、導入コストや運用コスト、セキュリティ面での課題など、企業が導入する際に考慮すべき点も存在する。導入前に十分な検証と計画が必要となるだろう。また、AIエージェントのカスタマイズ性向上や、より高度な分析機能の追加なども期待される。
今後、成功事例の蓄積やユーザーからのフィードバックを基に、機能強化や使い勝手の改善が進むことで、より多くの企業がFelo Enterpriseを活用し、業務の高度化や競争力強化を実現できるようになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- 株式会社アシスト.「アシスト、日本発のAI検索エンジン「Felo Enterprise」を提供開始 | アシスト」.https://www.ashisuto.co.jp/news/release/1224762_1675.html, (参照 2025-05-15).