
目次
記事の要約
- スリーエーコンサルティングがクラウド型ISO管理ツール『アシスト』3規格統合版をリリース
- ISO9001、ISO14001、ISMSの文書・記録を一元管理
- 業務効率化、内部監査・審査準備の効率化を支援
スリーエーコンサルティングがISO管理ツール『アシスト』3規格統合版をリリース
株式会社スリーエーコンサルティングは、クラウド型ISO管理ツール『ISMSアシスト』『9001アシスト』『14001アシスト』を統合した3規格統合版『アシスト』を2025年4月26日にリリースした。この統合版ツールは、ISO/Pマークの取得・運用支援で累計8,000社以上の実績を持つ同社が、長年のノウハウを活かして開発された。
このツールを利用することで、3つの規格に共通する情報を一度の入力で済ませることができ、複数規格の取得・運用における業務効率が大幅に向上する。また、内部監査や審査の準備もスムーズに進められるため、企業の負担を軽減しながら、より効果的な運用を実現するだろう。
3規格統合版『アシスト』は、ISO/Pマークの新規取得や運用に必要な文書作成・記録作成をクラウド上で一元管理できるツールだ。スケジュール管理やガイド機能により時間を大幅に節約できるため、「複数の規格をまとめて管理したい」「規格ごとの書類作成が負担」といった課題を抱える企業にとって有効なソリューションとなるだろう。
3規格統合版『アシスト』の主な機能
機能 | 詳細 |
---|---|
簡単切り替え | ホーム画面から規格を簡単に切り替え可能 |
共通書類の一括作成 | 複数規格で共通使用できる書類を一度の入力で作成可能 |
各規格に対応した記録書類の作成 | それぞれの規格に適した記録書類を簡単に作成可能 |
内部監査の同時実施 | 内部監査を同時に行うことが可能 |
ISO9001、ISO14001、ISMSについて
ISO9001は品質マネジメントシステム、ISO14001は環境マネジメントシステム、ISMS(ISO27001)は情報セキュリティマネジメントシステムに関する国際規格のことを指す。これらの規格は、組織が品質、環境、情報セキュリティに関するリスクを管理し、継続的に改善するためのフレームワークを提供する。
ISO9001は製品やサービスの品質向上、ISO14001は環境負荷の低減、ISMSは情報漏洩リスクの低減を目的としており、認証取得は企業の信頼性向上や競争力強化に繋がる。3規格統合版『アシスト』は、これらの規格に準拠した文書や記録の作成・管理を効率化し、認証取得・運用を支援するツールだ。
3規格統合版『アシスト』に関する考察
3規格統合版『アシスト』のリリースは、複数規格のISO認証取得・運用を目指す企業にとって、業務効率化に大きく貢献する可能性がある。特に中小企業においては、ISO運用にかかる人的・時間的コストの削減が経営課題の一つであり、このツールはその解決策となり得るだろう。
今後の課題としては、ツールの操作性向上やサポート体制の充実が挙げられる。また、法改正や規格改訂への迅速な対応も求められるだろう。スリーエーコンサルティングには、これらの課題を克服し、より多くの企業がISO認証を取得・運用できるよう、継続的な改善とサポートを提供してほしい。
さらに、AI技術を活用した文書作成支援機能や、リスクアセスメント機能の強化など、更なる機能拡充にも期待したい。これにより、ISO運用における企業の負担を軽減し、より戦略的な活動に注力できるようになるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「スリーエーコンサルティング、『ISMSアシスト』『9001アシスト』『14001アシスト』の3規格統合版をリリース!複数規格の管理をスムーズに | 株式会社スリーエーコンサルティングのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000184.000058111.html, (参照 2025-04-28).