三菱電機、キャリアオーナーシップ経営AWARD2025で優秀賞受賞、従業員育成と制度整備が評価

三菱電機、キャリアオーナーシップ経営AWARD2025で優秀賞受賞、従業員育成と制度整備が評価
PR TIMES より

記事の要約

  • 三菱電機が「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」優秀賞を受賞
  • 従業員意識改革と制度整備によるキャリアオーナーシップ強化が評価された
  • 「自分を育てる、を育てる。」のコンセプトに基づく取り組みが推進されている

三菱電機、「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」優秀賞受賞

三菱電機株式会社は、2025年5月13日、パーソルキャリア株式会社が運営する「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」の大企業の部で優秀賞を受賞した。これは、同社が推進する従業員一人ひとりのキャリアオーナーシップ強化に対する取り組みが評価された結果だ。

同社は「人=将来の価値を生み出す資本」と捉え、人的資本経営を推進している。自律的なキャリア開発による従業員の成長実感ややりがいを実現することで、会社の持続的な成長を目指しているのだ。

受賞理由は、「自分を育てる、を育てる。」というキャリア開発コンセプトの策定による従業員意識改革の促進、従業員一人ひとりのキャリア開発への伴走・支援、そしてキャリア開発に資する各種制度の積極的な整備にある。これらの取り組みが、多様・多才な人財の活躍を促す環境整備に繋がっている。

2023年4月には、従業員一人ひとりのキャリアオーナーシップ強化に向けた会社方針の明確化を目的に、「キャリア開発」のコンセプト「自分を育てる、を育てる。」を策定した。このコンセプトは、従業員一人ひとりに自身のキャリアと向き合い、主体的な行動を促すメッセージと、会社としての伴走の意志を込めているのだ。

受賞内容と取り組み

項目詳細
受賞アワードキャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025
受賞部門大企業の部(※1,000名以上の企業が対象)
受賞内容優秀賞
受賞日2025年5月13日
受賞理由意識改革促進、制度整備によるキャリアオーナーシップ強化
主な取り組み「自分を育てる、を育てる。」コンセプト策定、各種制度整備、研修実施、異動機会提供、社内外副業制度導入、ME Time導入、キャリア相談窓口拡充など
キャリアオーナーシップ経営 AWARD詳細

キャリアオーナーシップとは

キャリアオーナーシップとは、「はたらく個人の力を最大化させ、社会の力に変えていくために、企業が経営戦略、事業戦略、人財戦略をダイナミックに連携させた新人財戦略の策定と実施を通じ、キャリアや仕事を主体的に捉え、自律・自走しながら周囲と共創する人財(=キャリアオーナーシップ人財)を増やし活かすことで、個人と組織が対等な新たな関係性を構築・再構築し、個人と組織の持続的な成長を共に実現していく経営」を意味する。

  • 個人の成長と組織の成長の両立を目指す
  • 自律的なキャリア開発を促進する
  • 個人と組織の対等な関係構築を目指す

三菱電機は、この考え方を基に、従業員の成長と企業の成長を両立させる取り組みを積極的に行っているのだ。

三菱電機のキャリアオーナーシップ強化に関する考察

三菱電機の取り組みは、従業員の主体性を尊重し、個々の能力を最大限に発揮できる環境づくりに重点を置いている点が評価できる。これは、人材育成という観点から非常に重要であり、企業競争力強化にも繋がるだろう。しかし、制度の運用や効果測定、従業員の意識改革の継続的な推進など、課題も残されている可能性がある。

今後起こりうる問題としては、制度の複雑化による運用コストの増加や、従業員のキャリアプランと企業ニーズのミスマッチなどが考えられる。これらへの対策として、制度の簡素化、定期的な見直し、従業員への丁寧な説明とサポート体制の強化などが重要となるだろう。

今後、さらに充実させるべき点としては、AIを活用したキャリア支援ツールの導入や、グローバルな視点を取り入れたキャリアパス設計などが挙げられる。これらの取り組みによって、従業員のキャリアオーナーシップ強化をさらに促進し、企業の持続的な成長に貢献することが期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025」で優秀賞を受賞 | 三菱電機株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000260.000120285.html, (参照 2025-05-15).

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