
目次
記事の要約
- 山梨県南アルプス市で「子育てDX」の伴走型相談支援サービスとオンライン予約サービスが導入された
- 妊娠届の提出や各種教室の予約がアプリから可能になった
- 子育て世帯の利便性向上と子育て支援サービスの充実を目指す
南アルプス市の子育て支援アプリ「南プスきっず」に新機能追加
母子モ株式会社は2025年5月15日より、山梨県南アルプス市で提供している母子手帳アプリ「南プスきっず」に新機能を追加したと発表した。この新機能は同社が提供する自治体向け子育て関連事業デジタル化支援サービス「子育てDX」の一部であり、伴走型相談支援サービスとオンライン予約サービスが含まれるのだ。
これにより、南アルプス市の保護者はアプリを通じて妊娠届の提出、母子手帳交付時の面談・来庁予約、マタニティースクールや離乳食教室などの予約が可能となる。24時間いつでもどこからでも予約できるため、待ち時間の軽減や混雑の回避に繋がるだろう。
自治体職員にとっても、回答や予約内容を事前に確認できるため、住民一人ひとりに寄り添った対応や事務処理の効率化が可能になる。南アルプス市は、デジタルを活用した子育て支援策の充実を図り、子育て世帯の負担軽減を目指しているのだ。
南アルプス市は「こどもまんなか夢や希望が描けるまちの実現」を基本理念として掲げ、地域全体で子育て支援に取り組んでいる。2024年4月より母子手帳アプリ「母子モ」を導入し、「南プスきっず」として提供を開始しており、今回の新機能追加はその一環である。
「子育てDX」サービス概要
項目 | 詳細 |
---|---|
サービス名 | 子育てDX |
提供元 | 母子モ株式会社 |
導入自治体 | 山梨県南アルプス市 |
開始日 | 2025年5月15日 |
主な機能 | 伴走型相談支援サービス、オンライン予約サービス(妊娠届、母子手帳交付予約、各種教室予約) |
連携アプリ | 母子手帳アプリ「南プスきっず」 |
オンライン予約システムについて
本システムは、妊娠届の提出から各種教室の予約まで、子育てに関する手続きをオンラインで完結できる点が大きなメリットだ。これにより、保護者は時間や場所を選ばずに手続きを行うことができ、行政機関の窓口に直接行く必要がなくなる。
- 24時間365日利用可能
- 待ち時間や混雑の軽減
- 手続きの簡素化
さらに、自治体職員の業務効率化にも貢献し、よりきめ細やかな住民サービスの提供が可能となるだろう。
「子育てDX」導入に関する考察
「子育てDX」の導入は、南アルプス市の子育て支援のデジタル化を大きく進めるものだ。アプリによる利便性の向上は、子育て世帯の負担軽減に大きく貢献し、行政サービスの満足度向上にも繋がるだろう。しかし、デジタル化に伴う課題も存在する可能性がある。
例えば、高齢者やデジタル機器に不慣れな世帯へのサポート体制の構築が重要となる。また、システム障害や個人情報保護対策についても万全を期す必要があるだろう。これらの課題に対して、市と母子モ株式会社が連携して適切な対策を講じることで、より円滑なサービス運用が可能となる。
今後、アプリの機能拡充や他自治体への展開も期待される。例えば、保育所の待機児童状況の確認機能や、子育てに関する相談窓口へのスムーズなアクセス機能などが追加されれば、さらに利便性が向上するだろう。継続的な改善と発展によって、より多くの地域の子育て世帯を支援できるシステムへと進化していくことを期待したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「『子育てDX』の「伴走型相談支援サービス」と「オンライン予約サービス」が山梨県南アルプス市で導入! | 母子モ株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000371.000099909.html, (参照 2025-05-15).