
目次
記事の要約
- 「キャリアオーナーシップ経営AWARD 2025」のグランプリと4部門の最優秀賞企業を発表
- エーザイ株式会社がグランプリを受賞
- 大企業・中堅中小企業の部で計12社が最優秀賞を受賞
キャリアオーナーシップ経営AWARD 2025受賞企業発表
パーソルキャリア株式会社は2025年5月13日、キャリアオーナーシップ経営AWARD 2025のグランプリと4部門の最優秀賞企業を発表した。本アワードは、個人と企業の持続的な共成長を実現する取り組みを表彰するもので、応募企業の中から厳正な審査を経て受賞企業が決定したのだ。
グランプリにはエーザイ株式会社が選ばれた。最優秀賞は、大企業の部と中堅・中小企業の部の2部門に分けられ、人事/HRの変革部門、企業文化の変革部門、マネジメントの変革部門、キャリアの変革部門の4部門でそれぞれ受賞企業が選出された。合計12社が最優秀賞を受賞したのである。
優秀賞、審査員特別賞、奨励賞の受賞企業も合わせて発表され、人的資本の最大化を推進し、個人と企業の持続的な共成長の実現を推進している33社・団体の表彰区分が正式に確定した。これらの企業・団体は、キャリアオーナーシップ経営の優れた実践方法を示していると言えるだろう。
受賞企業一覧
部門 | 企業名 | 規模 |
---|---|---|
グランプリ | エーザイ株式会社 | – |
最優秀賞(大企業の部)人事/HRの変革部門 | 株式会社NTTドコモ、株式会社マクニカ | 大企業 |
最優秀賞(大企業の部)企業文化の変革部門 | 小田急電鉄株式会社 | 大企業 |
最優秀賞(大企業の部)マネジメントの変革部門 | 株式会社SHIFT、三井住友海上火災保険株式会社 | 大企業 |
最優秀賞(大企業の部)キャリアの変革部門 | 株式会社NTTデータ、株式会社ニトリホールディングス | 大企業 |
最優秀賞(中堅・中小企業の部)人事/HRの変革部門 | レジル株式会社 | 中堅・中小企業 |
最優秀賞(中堅・中小企業の部)企業文化の変革部門 | 株式会社Re-grit Partners | 中堅・中小企業 |
最優秀賞(中堅・中小企業の部)マネジメントの変革部門 | 株式会社読売広告社 | 中堅・中小企業 |
最優秀賞(中堅・中小企業の部)キャリアの変革部門 | 株式会社ロイヤリティ マーケティング | 中堅・中小企業 |
優秀賞/審査員特別賞(大企業の部) | 内閣官房内閣人事局 | 大企業 |
優秀賞/審査員特別賞(中堅・中小企業の部) | 有限会社髙村 | 中堅・中小企業 |
キャリアオーナーシップ経営について
キャリアオーナーシップ経営とは、個人のキャリアを主体的に捉え、自律・自走しながら周囲と共創する人材を育成・活用することで、個人と組織の持続的な成長を実現する経営手法である。このアワードは、そうした取り組みを実践する企業を表彰することで、人的資本の最大化に貢献することを目的としているのだ。
- キャリアオーナーシップ人材の育成
- 個人と組織の共成長
- 人的資本の最大化
本アワードは、企業の持続的な価値向上を目指す取り組みを共有し、日本の「はたらく未来」を変える推進力を生み出していく活動だ。
キャリアオーナーシップ経営AWARD 2025に関する考察
本アワードは、企業におけるキャリアオーナーシップ経営の推進に大きく貢献するだろう。受賞企業の取り組み事例は、他の企業にとっても貴重な参考資料となり、人的資本経営の促進に繋がる可能性がある。しかし、キャリアオーナーシップ経営は、企業文化やマネジメントスタイルの変革を伴うため、導入に際しては様々な課題や抵抗に直面する可能性もある。
例えば、従業員の意識改革や、新しい評価制度の構築、適切な研修プログラムの導入などが挙げられる。これらの課題を克服するためには、マーケティング層の強いリーダーシップと、従業員の積極的な参加が不可欠だ。また、外部専門家の活用や、他企業との情報共有なども有効な手段となるだろう。
今後、本アワードが継続的に開催されることで、キャリアオーナーシップ経営の普及が加速し、より多くの企業が個人と組織の持続的な成長を実現できるようになると期待している。さらに、表彰基準の明確化や、多様な業種・規模の企業への対応など、アワード自体の改善も必要となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「キャリアオーナーシップ経営 AWARD 2025 グランプリと4部門の最優秀賞 企業が決定 | パーソルキャリア株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000833.000022215.html, (参照 2025-05-15).