MicroUSBとは?意味をわかりやすく簡単に解説

MicroUSBとは?意味をわかりやすく簡単に解説

MicroUSBとは

MicroUSBは、小型化されたUSB規格の一種です。主にスマートフォンやタブレット、デジタルカメラなどの携帯型電子機器で充電やデータ転送に利用されていました。Type-Cの普及に伴い、MicroUSBの利用は減少傾向にありますが、一部の機器では依然として採用されています。

MicroUSBには、Micro-A、Micro-B、Micro-ABといった種類が存在します。最も一般的なのはMicro-Bで、多くのAndroidスマートフォンに採用されていました。Micro-AはOTG(On-The-Go)機能に対応しており、USBホストとして機能します。Micro-ABはMicro-AとMicro-Bの両方の機能を持ち合わせています。

MicroUSBの利点は、小型であることと、比較的安価に製造できることです。しかし、耐久性の低さや、Type-Cと比較してデータ転送速度が遅いといった欠点もあります。また、コネクタの向きを間違えると破損しやすいという問題点も指摘されていました。

MicroUSBの種類と特徴

「MicroUSBの種類と特徴」に関して、以下を解説していきます。

  • MicroUSBの形状と規格
  • MicroUSBとType-Cの違い

MicroUSBの形状と規格

MicroUSBはその名の通り、小型化されたUSBコネクタであり、台形に近い形状をしています。Micro-A、Micro-B、Micro-ABの3つの主な形状があり、それぞれ用途が異なります。これらの形状は、物理的な互換性がない場合があるため、注意が必要です。

MicroUSBの規格は、USB 2.0とUSB 3.0が存在します。USB 2.0は最大480Mbpsのデータ転送速度をサポートし、USB 3.0は最大5Gbpsのデータ転送速度をサポートします。USB 3.0対応のMicroUSBコネクタは、USB 2.0対応のものよりもピン数が多く、形状も若干異なります。

規格形状データ転送速度
Micro-A長方形に近いUSB 2.0(480Mbps)
Micro-B台形USB 2.0(480Mbps)/ USB 3.0(5Gbps)
Micro-ABMicro-A/B両対応USB 2.0(480Mbps)
OTG機能対応状況ホスト機能の有無

MicroUSBとType-Cの違い

MicroUSBとType-Cは、どちらもUSBコネクタの規格ですが、形状、データ転送速度、電力供給能力などに大きな違いがあります。Type-Cはリバーシブルな形状をしており、コネクタの向きを気にせずに挿入できます。この点がMicroUSBと比較して、使いやすさが向上しています。

Type-Cは、USB Power Delivery(USB PD)に対応しており、より大きな電力供給が可能です。そのため、スマートフォンだけでなく、ノートパソコンなどのより大きなデバイスの充電にも利用できます。また、Type-CはDisplayPortやHDMIなどの映像出力にも対応しており、多機能なインターフェースとして利用できます。

規格形状データ転送速度
MicroUSB台形最大5Gbps(USB 3.0)
Type-C楕円形最大40Gbps(USB4)
電力供給最大値対応プロトコル
映像出力対応状況対応規格

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