静的ページとは?意味をわかりやすく簡単に解説

静的ページとは?意味をわかりやすく簡単に解説

静的ページとは

静的ページとは、サーバーに保存されたHTMLファイルなどの内容を、ブラウザにそのまま表示するWebページのことです。Webサイトにアクセスするたびに内容が生成される動的ページとは異なり、常に同じ内容が表示される点が特徴です。静的ページは、HTML、CSS、JavaScriptなどのファイルで構成されており、サーバー側での処理を必要としません。

静的ページは、Webサイトの表示速度が速く、サーバーへの負荷が少ないというメリットがあります。また、セキュリティ面でも、動的ページに比べて脆弱性が少ないため、安全性が高いと言えます。一方で、Webサイトの内容を更新する際には、HTMLファイルなどを直接編集する必要があるため、専門的な知識が必要になる場合があります。

静的ページは、企業や個人のWebサイト、ブログ、ポートフォリオなど、様々な用途で利用されています。近年では、静的サイトジェネレーターと呼ばれるツールを利用することで、より簡単に静的ページを作成・管理できるようになりました。静的サイトジェネレーターは、Markdownなどの記述形式でコンテンツを作成し、HTMLファイルに変換する機能を提供します。

静的ページの構造

「静的ページの構造」に関して、以下を解説していきます。

  • 静的ページのファイル構成
  • 静的ページと動的ページの違い

静的ページのファイル構成

静的ページのファイル構成は、HTMLファイル、CSSファイル、JavaScriptファイル、画像ファイルなどで構成されます。HTMLファイルはWebページの構造を定義し、CSSファイルはWebページのスタイル(見た目)を定義します。JavaScriptファイルはWebページに動的な機能を追加するために使用され、画像ファイルはWebページに画像を表示するために使用されます。

これらのファイルは、Webサーバーにアップロードされ、Webブラウザからのリクエストに応じて提供されます。静的ページでは、WebサーバーはこれらのファイルをそのままWebブラウザに送信するだけで、特別な処理は行いません。そのため、静的ページは高速に表示され、サーバーへの負荷も軽減されます。

ファイルの種類役割拡張子
HTMLファイルWebページの構造を定義.html
CSSファイルWebページのスタイルを定義.css
JavaScriptファイルWebページに動的な機能を追加.js
画像ファイルWebページに画像を表示.jpg .png .gif

静的ページと動的ページの違い

静的ページと動的ページの主な違いは、WebサーバーがWebページを生成する方法にあります。静的ページは、Webサーバーに保存されたHTMLファイルをそのままWebブラウザに送信します。一方、動的ページは、Webサーバーがデータベースなどの情報に基づいてHTMLファイルを生成し、Webブラウザに送信します。

動的ページでは、WebサーバーがWebページを生成する際に、プログラムを実行したり、データベースにアクセスしたりする必要があるため、静的ページに比べて表示速度が遅くなる傾向があります。また、動的ページは、セキュリティ上の脆弱性が多くなる可能性もあります。しかし、動的ページは、Webサイトの内容を柔軟に変更できるというメリットがあります。

静的ページ動的ページ
Webページの生成方法HTMLファイルをそのまま送信データベースから生成
表示速度速い遅い
セキュリティ高い低い
柔軟性低い高い

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