UU(ユニークユーザー数)とは？意味をわかりやすく簡単に解説

UU(ユニークユーザー数)とは

UU(ユニークユーザー数)とは、Webサイトやアプリなどのサービスにおいて、特定の期間内に訪問したユーザーの数を重複を除いて数えたものです。同じ人が同じ期間内に何度アクセスしても、1UUとしてカウントされます。UUは、Webサイトの人気や影響力を測る上で重要な指標の一つであり、広告の効果測定やマーケティング戦略の立案に活用されます。

例えば、あるWebサイトに1日にAさんが3回、Bさんが2回、Cさんが1回アクセスした場合、アクセス数は合計6回ですが、UUはAさん、Bさん、Cさんの3UUとなります。このように、UUは実際のアクセス数とは異なり、ユーザーの「数」を把握するために用いられます。UUを把握することで、より正確なユーザー動向の分析が可能になります。

UUは、セッション数やPV数（ページビュー数）と合わせて分析することで、Webサイトの利用状況をより深く理解することができます。セッション数は、ユーザーがWebサイトを訪問してから離脱するまでの一連の行動を指し、PV数は、Webサイト内のページが表示された回数を指します。これらの指標とUUを比較することで、ユーザーのエンゲージメントや回遊率などを評価できます。

UU(ユニークユーザー数)の計測と活用

「UU(ユニークユーザー数)の計測と活用」に関して、以下を解説していきます。

• UU計測方法（ツールと注意点）
• UUを活用した分析（KPI設定）

UU計測方法（ツールと注意点）

UUを計測する方法はいくつか存在し、代表的なものとしては、Google Analyticsなどのアクセス解析ツールを利用する方法が挙げられます。これらのツールは、Webサイトに埋め込まれたトラッキングコードを通じて、ユーザーのアクセス情報を収集し、UUを自動的に算出します。正確なUUを計測するためには、ツールの設定やCookieの取り扱いに関する注意が必要です。

Cookieとは、Webサイトがユーザーのブラウザに保存する小さなテキストファイルであり、ユーザーの識別に使用されます。しかし、ユーザーがCookieを削除したり、ブラウザの設定でCookieを拒否したりすると、UUの計測に誤差が生じる可能性があります。そのため、Cookieに依存しない計測方法や、Cookieの使用に関するユーザーへの適切な説明も重要になります。

UUを活用した分析（KPI設定）

UUは、Webサイトやアプリの成長を測るための重要なKPI（重要業績評価指標）として活用できます。UUの推移を分析することで、マーケティング施策の効果測定や、Webサイトの改善点を特定することができます。例えば、特定のキャンペーンを実施した後にUUが増加した場合、そのキャンペーンは成功したと評価できます。UUをKPIとして設定する際には、目標値を明確にし、定期的に進捗状況を確認することが重要です。

UUを他の指標と組み合わせて分析することで、より深い洞察を得ることができます。例えば、UUあたりのコンバージョン率を分析することで、Webサイトの収益性を評価できます。また、UUの属性情報（年齢、性別、地域など）を分析することで、ターゲットユーザーの理解を深め、より効果的なマーケティング戦略を立案できます。UU分析を通じて、Webサイトの価値を最大化することが可能です。