NIC(Network Interface Card)とは?意味をわかりやすく簡単に解説

NIC(Network Interface Card)とは?意味をわかりやすく簡単に解説

NIC(Network Interface Card)とは

NICとは、Network Interface Cardの略称であり、ネットワークに接続するための拡張カードです。コンピューターをネットワークに接続する際に必要不可欠なハードウェアであり、ネットワークインターフェースカードやLANカードとも呼ばれます。

NICは、コンピューターとネットワークケーブルを接続する役割を担い、データ送受信を可能にします。有線LAN接続の場合、NICは通常、マザーボードに内蔵されているか、拡張スロットに装着される形態で使用されます。

NICには、MACアドレスと呼ばれる固有の識別番号が割り振られており、ネットワーク上でコンピューターを識別するために使用されます。MACアドレスは、NICの製造時に書き込まれ、変更することは基本的にできません。

NICの機能と種類

「NICの機能と種類」に関して、以下を解説していきます。

  • NICの主な機能
  • NICの種類(接続方式別)

NICの主な機能

NICの主な機能は、ネットワークプロトコルに従ってデータの送受信を制御することです。具体的には、コンピューターから送信されるデータをネットワーク上で伝送可能な形式に変換し、受信したデータをコンピューターが処理できる形式に変換します。

また、NICは、ネットワーク上の他のデバイスとの通信を確立し、データの衝突を回避するための機能も備えています。これらの機能により、コンピューターはネットワークを通じて円滑なデータ通信を実現できます。

機能詳細
データ変換送信データをネットワーク形式に変換
送受信制御ネットワークプロトコルに基づき制御
通信確立他デバイスとの接続を確立
衝突回避データ衝突を検知し回避

NICの種類(接続方式別)

NICは、接続方式によっていくつかの種類に分類され、主なものとして有線LANと無線LAN(Wi-Fi)があります。有線LANは、LANケーブルを使用してネットワークに接続する方式であり、安定した通信が可能です。

一方、無線LANは、電波を使用してネットワークに接続する方式であり、ケーブルの制約を受けずに自由に移動できます。近年では、高速な無線LAN規格が登場し、有線LANに匹敵する速度で通信できるようになりました。

種類接続方式特徴
有線LANLANケーブル安定通信が可能
無線LAN電波(Wi-Fi)自由な移動が可能
光ファイバー光ケーブル高速大容量通信
USB接続USBポート手軽に増設可能

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