
ハウジングとは
ハウジングとは、企業が自社のサーバーやネットワーク機器などをデータセンターなどの施設に設置し、運用を委託するサービスのことです。自社でデータセンターを保有・運用するには、多大なコストと専門知識が必要になります。ハウジングを利用することで、これらの負担を軽減し、コアビジネスに集中できます。
ハウジングサービスは、単に場所を提供するだけでなく、電源、空調、セキュリティなどのインフラも提供します。これにより、企業は自社のITインフラを安全かつ安定的に運用することが可能です。また、多くの場合、24時間365日の監視体制が整っており、万が一の障害発生時にも迅速な対応が期待できます。
ハウジングの利用は、災害対策としても有効です。データセンターは、地震や火災などの災害に強い構造で設計されており、バックアップ体制も整っています。そのため、自社で同様の対策を行うよりも、コスト効率良く事業継続性を確保できます。
ハウジングの選定と注意点
「ハウジングの選定と注意点」に関して、以下を解説していきます。
- ハウジング選定のポイント
- ハウジング利用時の注意点
ハウジング選定のポイント
ハウジングを選ぶ際、データセンターの立地は重要な要素です。災害リスクが低い場所を選ぶことはもちろん、自社からのアクセス性も考慮する必要があります。また、将来的な拡張を見据えて、十分なスペースと電源容量が確保できるかどうかも確認しましょう。
セキュリティ体制も重要な選定基準です。入退館管理、監視カメラ、生体認証などのセキュリティ対策が万全であるかを確認します。さらに、データセンターの運用実績や信頼性も確認し、安心してサーバーを預けられる事業者を選びましょう。
項目 | 詳細 |
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立地条件 | 災害リスクが低いか |
セキュリティ | 入退室管理体制 |
電源容量 | 拡張に対応可能か |
運用実績 | 過去の障害発生状況 |
ハウジング利用時の注意点
ハウジングを利用する際は、契約内容をしっかりと確認することが重要です。サービスレベルアグリーメント(SLA)の内容、サポート体制、責任範囲などを明確にしておきましょう。また、定期的なバックアップ体制を構築し、万が一のデータ消失に備える必要があります。
セキュリティ対策も重要です。サーバーのOSやアプリケーションを常に最新の状態に保ち、不正アクセス対策を徹底しましょう。また、データセンター事業者との連携を密にし、セキュリティに関する情報を共有することも大切です。
項目 | 詳細 |
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契約内容 | 災害リスクが低いか |
バックアップ | 入退室管理体制 |
セキュリティ | 拡張に対応可能か |
情報共有 | 過去の障害発生状況 |