DMMオンラインクリニック、Contentsquare導入で顧客体験向上を実現

DMMオンラインクリニック、Contentsquare導入で顧客体験向上を実現
PR TIMES より

記事の要約

  • DMMオンラインクリニックがContentsquareのデジタル顧客体験アナリティクスを導入
  • ユーザー行動の可視化と定量・定性データの統合分析を実現
  • 分析の質とスピード向上、属人化からの脱却に成功

DMMオンラインクリニックがContentsquare導入

Contentsquare Japan合同会社は2025年5月7日、合同会社DMM.comがオンライン診療プラットフォームサービス「DMMオンラインクリニック」にデジタル顧客体験アナリティクス(DXA)を導入したことを発表した。DMMオンラインクリニックは、ウェブサイトを顧客接点として重視しており、顧客体験の向上を目指しているのだ。

サービス開始から3年が経過し、ウェブサイトは新規顧客獲得だけでなく、リピーターとの関係構築や長期処方後の支援など、継続的な関係を築く場としての役割が強まっている。そのため、UX設計やCRM的な観点を取り入れ、ウェブサイトを“売る場”から“つながる場”へと進化させる考えだ。

導入の背景には、ユーザー理解の不足と分析・改善体制の不十分さという2つの課題があった。Googleアナリティクス(GA4)では定性的な課題を把握しきれず、仮説ベースでの改善にとどまっていた。また、ヒートマップ分析ツールを導入していたものの、十分な活用や改善施策への落とし込みが難しかったのだ。

Contentsquareの導入により、ユーザー行動の可視化と定量・定性データの統合分析が可能になった。従来はペルソナや競合調査に頼っていたページ改善も、ユーザーの実際の動きを根拠に行えるようになった。さらに、直感的なUIにより、チーム全体でデータを共有し、共通の判断軸として利用できるようになったのだ。

Contentsquare導入による効果と今後の展望

課題導入前導入後
ユーザー理解ユーザー行動や属性の把握が限定的、定性的な課題をつかみきれていなかったユーザー行動の質を詳細に把握できるようになった
分析・改善体制リソースと知識の不足、ヒートマップ分析ツールの活用が限定的だった分析の質とスピードが向上、属人化から脱却
改善施策仮説ベースでの改善にとどまっていたユーザーの動きを根拠にした改善が可能になった
チーム連携データ共有が難しく、分析・改善プロセスが属人化していたチーム全体でデータを共有し、共通の判断軸として利用できるようになった
Contentsquare

デジタル顧客体験アナリティクス(DXA)について

デジタル顧客体験アナリティクス(DXA)は、ウェブサイトやアプリなどのデジタル接点における顧客行動を分析し、顧客体験を向上させるための技術だ。ContentsquareのDXAは、ユーザーの行動を可視化し、定量・定性データの統合分析を可能にする。

  • ユーザーの行動を詳細に可視化
  • 定量データと定性データの統合分析
  • データに基づいた改善施策の実行

これにより、ウェブサイトのUI/UX改善、コンバージョン率向上、顧客満足度向上などに繋がるのだ。

DMMオンラインクリニックにおけるContentsquare導入に関する考察

Contentsquareの導入によって、DMMオンラインクリニックは分析の質とスピードを向上させ、改善プロセスの属人化から脱却できた点は大きな成果と言えるだろう。ユーザーの行動を詳細に可視化することで、これまで気づかなかった課題を発見し、効率的に改善を進めることが可能になったのだ。

しかし、導入効果を最大限に発揮するためには、チームメンバー全員がContentsquareを効果的に活用できるスキルを習得する必要がある。また、分析結果に基づいた改善施策を迅速に実行し、その効果を継続的に測定・評価していくPDCAサイクルの確立も重要となるだろう。

今後、Contentsquareを活用した更なる改善によって、DMMオンラインクリニックのウェブサイトは、ユーザーにとってより使いやすく、満足度の高いものになることが期待される。予約完了率の向上だけでなく、ユーザーの文脈や心理状態に即した導線設計や情報配置により、より質の高い医療サービス提供に貢献できるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「「分析の質と速度が向上し、改善プロセスの属人化から脱却」、DMMオンラインクリニックがデジタル体験アナリティクスを導入 | Contentsquare Japan合同会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000043.000080319.html, (参照 2025-05-08).

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