スイッチサイエンス、M5Stack社製IoT端末開発デバイス「Tab5」を販売開始 5インチタッチディスプレイとデュアルSoC搭載

スイッチサイエンス、M5Stack社製IoT端末開発デバイス「Tab5」を販売開始 5インチタッチディスプレイとデュアルSoC搭載
PR TIMES より

記事の要約

  • スイッチサイエンスがM5Stack社の新製品「Tab5」を販売開始
  • 5インチタッチディスプレイとデュアルSoC搭載のIoT端末開発デバイス
  • 2025年5月9日12時よりスイッチサイエンスウェブショップで販売開始

M5Stack Tab5販売開始

株式会社スイッチサイエンスは、M5Stack社の新製品であるIoT端末開発デバイス「Tab5」を、2025年5月9日12時より自社ウェブショップで販売開始すると発表した。価格は9,878円(税込)である。

「Tab5」は、5インチのタッチ対応ディスプレイとESP32-C6-MINI-1U、ESP32-P4のデュアルSoCを搭載した拡張性の高いデバイスだ。Wi-Fi 6、Matter、Threadといった規格にも対応している。

カメラ、マイク、スピーカー、各種インターフェースなどを備え、スマートホーム制御や産業オートメーションなど幅広い用途に利用できる。開発者や企業にとって、機能豊富で拡張可能な高性能プラットフォームを提供する製品と言えるだろう。

別売りのリチウムイオン電池を使用することで、外部電源なしでの運用も可能である。撮影や設置も容易に行える点が特徴だ。

M5Stack Tab5製品仕様

項目詳細
メインコントローラSoCESP32-P4NRW32
ワイヤレスモジュールSoCESP32-C6-MINI-1U
ディスプレイ5インチ IPS TFT(1280 x 720)
カメラSC2356@2 MP(1600 x 1200)MIPI-CSIインターフェース
オーディオES8388 コーデック、ES7210 AECフロントエンド、デュアルマイク、1 Wスピーカー、3.5 mmジャック
USBポートUSB-A(ホスト)、USB-C(USB 2.0 OTG)
拡張インターフェースGROVE、M5BUS、GPIO_EXTヘッダ、マイクロSDカードスロット、STAMPパッド
センサ6軸センサ(加速度+ジャイロ)BMI270、RTC RX8130CE
バッテリー2S NP-F550 リムーバブルリチウムイオン電池(別売)
サイズ128.0 x 80.0 x 12.0 mm
重量124.0 g
購入ページ

デュアルSoCと拡張性について

「Tab5」はESP32-P4とESP32-C6-MINI-1Uという2つのSoCを搭載している点が大きな特徴だ。ESP32-P4はメインコントローラーとして、ESP32-C6-MINI-1UはWi-Fi 6、Thread、Zigbeeに対応したワイヤレス通信モジュールとして機能する。

  • 処理能力の向上
  • 多様な無線通信規格への対応
  • 省電力化への貢献

これにより、高度な処理と多様な通信機能を両立した、拡張性の高いIoT端末開発が可能になるのだ。

M5Stack Tab5に関する考察

「Tab5」は、その高い拡張性と多様な機能から、スマートホーム、産業オートメーション、IoTプロトタイピングなど、幅広い分野での活用が期待できる。価格も比較的安価に設定されているため、多くの開発者や企業にとって魅力的な選択肢となるだろう。

しかし、普及に伴い、ソフトウェアの互換性問題や、セキュリティ対策の重要性が増す可能性がある。そのため、スイッチサイエンスによる継続的なソフトウェアアップデートや、セキュリティに関する情報提供が不可欠となるだろう。

今後、より高度なAI機能や、より多くの通信規格への対応、さらなる省電力化などが期待される。これらの機能強化によって、「Tab5」はIoT開発における中心的な存在となる可能性を秘めている。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「M5Stack社新製品、5インチタッチ対応ディスプレイ、デュアルSoC搭載IoT端末開発デバイス「Tab5」をスイッチサイエンスウェブショップで2025年5月9日12時より販売開始 | 株式会社スイッチサイエンスのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000198.000064534.html, (参照 2025-05-08).

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