
目次
記事の要約
- 日本XRセンターが筐体型VRアトラクション開発に着手
- 元バンダイナムコ研究所小山順一朗氏を顧問に迎える
- コストと回転率の両立、グローバル展開を目指す
日本XRセンター、筐体型VRアトラクション開発開始
株式会社日本XRセンターは2025年4月より、元バンダイナムコ研究所小山順一朗氏をベースUI/UX担当兼渉外顧問として迎え入れたことを2025年5月7日に発表した。同社は、ホテルやゲームセンターなどへの導入を容易にする筐体型VRアトラクションの開発を本格的に開始し、国内外への展開を目指すのだ。
小山氏は、バンダイナムコアミューズメント在籍時に『アイドルマスター』や『機動戦士ガンダム戦場の絆』など数々のヒット作品を手掛け、VR ZONEのプロデュースにも携わってきた人物である。日本XRセンターは、フリーローム型VRアトラクションに加え、筐体型VRアトラクションの開発も進めることで、より幅広いニーズに対応していくことを目指している。
筐体型VRアトラクション開発の目的として、コストと回転率の両立、そして日本発のグローバルブランド創出が挙げられている。アメリカやインドではゲームセンターで筐体型VRが普及している一方、日本発の世界で通用する筐体型VRアトラクションはまだ存在しないため、これを新たなビジネスチャンスと捉えているのだ。
日本XRセンターは、これまでフリーローム型VRアトラクションを中心に事業を展開してきたが、今回の筐体型VRアトラクション研究開発を新たに立ち上げることで、国内外の多様なニーズに応えるため事業を2本柱で推進していく予定だ。
開発概要
項目 | 詳細 |
---|---|
開発開始日 | 2025年4月 |
顧問 | 小山順一朗氏(元バンダイナムコ研究所) |
アトラクションの種類 | 筐体型VRアトラクション |
開発目的 | コストと回転率の両立、グローバルブランド創出 |
展開予定地域 | 日本国内、米国、インドなど |
VRアトラクションについて
VRアトラクションは、仮想現実技術を用いたエンターテインメント施設で、ユーザーはヘッドマウントディスプレイなどを装着して仮想空間を体験する。近年、技術の発展に伴い、没入感の高い体験を提供できるようになり、テーマパークやゲームセンターなどで人気を集めている。
- 高画質映像とリアルな音響
- 身体的インタラクション
- 多様な体験を提供
筐体型VRアトラクションは、専用の筐体を使用することで、設置場所を選ばず、比較的安価に導入できる点が特徴だ。
日本XRセンターの筐体型VRアトラクション開発に関する考察
日本XRセンターによる筐体型VRアトラクション開発は、日本のVRエンターテインメント市場の活性化に大きく貢献する可能性を秘めている。小山氏の豊富な経験と知見を活かすことで、高品質なアトラクションの開発が期待できる。しかし、市場の競争は激しく、他社との差別化が課題となるだろう。
想定される問題としては、開発コストや市場のニーズの変化、競合製品の出現などが挙げられる。これらの問題に対処するためには、綿密な市場調査、柔軟な開発体制、迅速な対応が重要となる。また、グローバル展開を目指す上で、各国の文化や規制への対応も必要となるだろう。
今後、より高度なVR技術やインタラクティブな要素を取り入れたアトラクションが登場することが期待される。また、多様なユーザー層に対応できるよう、様々なジャンルのコンテンツが開発されることを期待したい。日本XRセンターの今後の動向に注目したい。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「【日本XRセンター】元バンダイナムコ研究所のコヤ所長をベースUI/UX担当兼渉外顧問に迎え、筐体型VRアトラクションの開発を開始 | 株式会社日本XRセンターのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000110387.html, (参照 2025-05-08).