
目次
記事の要約
- 大手通販サイトニッセンがCapyの「パスキー」認証を導入開始
- UI/UXの課題を解決する次世代認証
- ユーザー体験とセキュリティを両立
ニッセンがCapyのパスキー認証を導入、ユーザー体験とセキュリティを両立
株式会社ニッセンは、Capy株式会社が提供する「生体認証ソリューション(パスキー)」を、公式アプリ「ニッセンショッピングアプリ」とWebサイトにて本格運用開始した。この導入により、パスワードレスでスムーズなログイン体験を提供し、セキュリティと利便性の両立を目指す。
Capyのパスキー認証は、BIPROGYが提供するECオムニチャネル事業SaaS「Omni-Base for DIGITAL’ATELIER」のオプション機能として導入された。ニッセンは、従来のID/パスワード方式における課題を解決し、ユーザーの離脱を防ぐことを期待している。
セキュリティだけでなく、ユーザー体験(UI/UX)を評価しての導入は、FIDO認証としても先進的な取り組みとなっている。2023年夏のサービス紹介からわずか数ヶ月で本格導入に至った背景には、Capyの柔軟かつ迅速なカスタマイズ対応がある。
Capy生体認証ソリューション(パスキー)の特徴
項目 | 詳細 |
---|---|
認証方式 | パスワードレス認証 |
認証機能 | スマートフォンの生体認証(指紋・顔認証) |
セキュリティ | フィッシング詐欺や不正アクセスのリスクを低減 |
ユーザビリティ | ワンタップで迅速なログイン |
規格準拠 | FIDO規格準拠 |
パスキー認証について
パスキー認証とは、従来のパスワードに代わり、生体認証やデバイス認証を用いてユーザーを認証する方式のことを指す。パスワードレス認証とも呼ばれ、以下のようなメリットがある。
- セキュリティ向上
- 利便性の向上
- フィッシング対策
パスキー認証は、FIDO(Fast Identity Online)アライアンスが提唱する国際標準規格に準拠しており、様々なデバイスやプラットフォームで利用可能だ。Capyの生体認証ソリューション(パスキー)もこの規格に準拠しており、高いセキュリティとユーザビリティを両立している。
Capyのパスキー認証導入に関する考察
ニッセンがCapyのパスキー認証を導入したことは、ECサイトにおけるセキュリティとユーザー体験の両立を目指す上で非常に良い取り組みだ。パスワードレス認証は、ユーザーにとって利便性が高く、企業にとってはセキュリティリスクを低減できる有効な手段となるだろう。
今後、パスキー認証が普及するにつれて、生体情報の管理やプライバシー保護に関する問題が起こる可能性もある。これらの問題に対しては、厳格なデータ管理体制の構築や、ユーザーへの十分な情報開示が不可欠だ。
今後は、パスキー認証に加えて、リスクベース認証や行動認証などの高度な認証技術を組み合わせることで、更なるセキュリティ強化が期待される。また、パスキー認証をより多くのECサイトやWebサービスで利用できるよう、業界全体での標準化や普及活動を推進していくことが重要だろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「大手通販サイトニッセンがCapyの「パスキー」認証を導入開始 | Capy株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000074.000033485.html, (参照 2025-04-29).