マネックス証券、ブロードリッジSaaSプラットフォーム採用で業務効率化とJASDEC2025対応

記事の要約

  • マネックス証券がブロードリッジのJASDECPC向けSaaSプラットフォームを採用
  • 2026年5月稼働予定で、JASDEC2025要件に対応
  • 業務効率化、オペレーショナル・レジリエンス向上を目指す

マネックス証券、ブロードリッジのSaaSプラットフォーム採用を発表

マネックス証券は2025年5月8日、ブロードリッジのクラウドベースSaaSプラットフォームへの移行を発表した。このプラットフォームは、JASDEC2025市場イニシアチブの要件に対応するものであり、2026年5月の稼働開始を予定している。

今回の移行により、マネックス証券はハードウェア調達やシステムメンテナンスに伴う負担とコストを軽減できるようになる。同時に、システム能力を強化し、IT管理ではなく事業成長に注力できる体制を構築するのだ。

このSaaSプラットフォームは、定期的なアップグレードのリリース管理を含むITプロセスの効率化にも貢献する。最新機能へのシームレスなアクセスが可能になり、システム管理業務のリソース効率も向上するだろう。

さらに、日本の金融環境における市場要求と競争圧力への適応も容易になる。オペレーショナル・レジリエンスの向上も期待できるのだ。

システム移行概要

項目詳細
移行対象JASDECPSシステム
移行先ブロードリッジのクラウドベースSaaSプラットフォーム
開始予定日2026年5月
目的JASDEC2025要件対応、業務効率化、オペレーショナル・レジリエンス向上
期待効果コスト削減、システム能力強化、事業成長への注力
その他定期的なアップグレードによる最新機能へのアクセス
ブロードリッジ公式サイト

SaaSプラットフォームについて

SaaS(Software as a Service)とは、ソフトウェアをインターネット経由でサービスとして提供するモデルだ。ユーザーはソフトウェアを所有する必要がなく、必要な機能を必要なだけ利用できる。

  • 初期費用を抑えられる
  • 最新機能が常に利用できる
  • 保守・メンテナンスの手間が省ける

ブロードリッジのSaaSプラットフォームは、これらのメリットに加え、高いセキュリティと信頼性を備えている。

マネックス証券とブロードリッジのSaaSプラットフォーム移行に関する考察

マネックス証券によるブロードリッジのSaaSプラットフォームへの移行は、コスト削減と業務効率化に大きく貢献するだろう。クラウド環境への移行は、システムの柔軟性と拡張性を高め、将来的なビジネス拡大にも対応できる基盤となるのだ。

しかし、システム移行に伴うリスクも考慮する必要がある。データ移行時のエラーや、システム障害による業務停止などが考えられる。万が一の問題発生に備え、十分なテストとバックアップ体制の構築が不可欠だ。

今後、より高度なセキュリティ機能や、AIを活用した分析機能などの追加が期待される。また、カスタマイズ性の向上や、ユーザーインターフェースの改善も必要となるだろう。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「マネックス証券、ブロードリッジの革新的なJASDECPC向けSaaSプラットフォームを採用し、JASDEC2025要件に対応 | 株式会社ブロードリッジ・ジャパンのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000035107.html, (参照 2025-05-08).

関連タグ