
目次
記事の要約
- AnyWhere社がデジタルノマド誘客に関する勉強会を開催
- 自治体や事業者向けに全3回、オンラインで開催
- 持続可能なデジタルノマド誘客のノウハウを共有
地方自治体や地域事業者向け勉強会開催
株式会社AnyWhereは、2025年5月9日、地方自治体や地域事業者向け勉強会「移動する人を地域の力に – 地域から始める、デジタルノマド誘客 – 」の開催を発表した。この勉強会は、デジタルノマド誘客やワーケーション、コワーキングスペースの有識者を招き、地域視点で考える持続可能なデジタルノマド誘客について学ぶ内容だ。
全国750拠点以上のコワーキングスペースとのネットワークを持つAnyWhere社は、自治体と連携したデジタルノマド誘客等の調査研究事業の知見を活かし、本勉強会を開催するに至った。参加対象は、地方自治体で関係人口施策や地域づくり事業を企画する担当者や、行政と連携して地域づくりを進める事業者である。
勉強会は全3回、オンラインで開催され、参加費は無料だ。各回、異なるゲストスピーカーを招き、持続可能なデジタルノマド誘客のための具体的な方法や課題について議論する予定である。
勉強会詳細
開催日 | 時間 | ゲストスピーカー | テーマ |
---|---|---|---|
2025年5月23日(金) | 12:00-13:00 | 関西大学社会学部教授 松下 慶太 氏 | 誘致から定着へ ~持続可能な誘客のしくみと自治体・事業者の連携方法~ |
2025年5月28日(水) | 12:00-13:00 | EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社 平林 知高 氏 | なぜ今“デジタルノマド”なのか? ~国内外の潮流と地域にとっての可能性~ |
2025年6月4日(水) | 12:00-13:00 | 株式会社AnyWhere 斉藤 晴久 | 地域資源を“働く場所”に変えるには ~地域調査に基づく受け入れ環境整備の考察~ |
デジタルノマド誘客
デジタルノマドとは、デジタル技術を活用して場所を選ばず働く人々のことであり、近年注目を集めている働き方だ。世界各国ではデジタルノマドビザの導入が進み、経済効果や人流創出効果への期待が高まっている。
- 場所にとらわれない自由な働き方
- 地域活性化への貢献
- 関係人口の創出
日本においても、関係人口創出やワーケーション事業、観光政策と連携した取り組みが注目されている。しかし、地域側の受け入れ体制整備や、実際の誘客・滞在につながる仕組み構築には課題も多いのだ。
デジタルノマド誘客勉強会に関する考察
本勉強会は、デジタルノマド誘客という新たな地域活性化の手段に焦点を当て、自治体や事業者にとって非常に有益な情報提供の場となるだろう。参加者にとって、具体的な誘客戦略や地域資源の活用方法、関係者間の連携方法などを学ぶ絶好の機会となるはずだ。しかし、勉強会で得られた知識を実際に地域に実装する際には、それぞれの地域固有の課題や条件を考慮する必要がある。
デジタルノマドの受け入れ体制を整備するには、安定したインターネット環境の確保や、快適なワークスペースの提供などが不可欠だ。また、デジタルノマドが地域に定着するためには、地域住民との交流促進や、地域社会への参加機会の提供なども重要となるだろう。これらの課題を解決するためには、自治体、事業者、地域住民間の連携が不可欠である。
今後、デジタルノマド誘客はますます重要性を増し、地域活性化に大きく貢献する可能性を秘めている。本勉強会が、その実現に向けた第一歩となることを期待したい。地方創生に繋がる具体的な施策や、持続可能な仕組み作りについて、更なる議論と実践が求められるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「地方自治体や地域事業者向け勉強会「移動する人を地域の力に – 地域から始める、デジタルノマド誘客 – 」を全3回で開催 | 株式会社AnyWhereのプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000056.000056208.html, (参照 2025-05-09).