
目次
記事の要約
- FigmaがAIを活用した新機能を発表
- デザインから開発までを統合するプラットフォームに進化
- ウェブサイト構築ツールやコード生成ツールなどを公開
Figmaがデザインと開発を統合する新機能を発表
Figmaは2025年5月9日、年次カンファレンス「Config 2025」において、デザインおよびプロダクト開発プラットフォームの大幅な拡張を発表した。AIを活用したコード生成ツール「Figma Make」をはじめ、ウェブサイト構築ツール「Figma Sites」、ブランドアセット作成ツール「Figma Buzz」、デザインツール「Figma Draw」などの新製品や機能を多数公開したのだ。
これらの新製品は、アイデア段階から製品化までのプロセスを一元的に支援する。Figma Design、FigJam、Dev Mode、Figma Slidesといった既存製品と連携することで、より効率的なワークフローを実現するだろう。ブラジル市場への完全ローカライズも発表され、グローバル展開を加速させている。
8500人以上が参加した「Config 2025」では、Figma史上最も多岐にわたる新製品ラインナップが発表された。今後数週間以内に順次提供が開始される予定だ。
Figmaは、技術的なスキルの有無に関わらず、誰もがデザインや開発プロセスに貢献できる世界を目指している。AIによる迅速な視覚化と、ユーザーの創造性を磨く場を提供し続けることを目指しているのだ。
新製品・新機能一覧
製品名 | 概要 |
---|---|
Figma Sites | コードとAIを活用した動的ウェブサイト構築・公開ツール |
Figma Make | AIを活用したプロンプトからコードへの変換ツール |
Figma Draw | Figma Designに搭載された強化されたベクター編集とイラスト機能 |
Figma Buzz | ブランドとマーケティングチーム向けAI搭載ビジュアルアセット作成ツール |
Grid | レスポンシブレイアウト作成とCSSコード生成機能 |
AI機能強化 | 高度な画像生成と編集機能、コンテキストヒント、FigJam向けAI機能 |
AI機能の強化について
Figmaは今回のアップデートでAI機能を大幅に強化した。高度な画像生成と編集機能、コンテキストヒントによる自動提案機能などが追加されたのだ。
- 画像生成・編集機能の高度化
- コンテキストヒントによる自動提案
- FigJam向けAI機能の追加
これらの機能強化により、デザインと開発プロセスの効率化が期待できる。ユーザーはより直感的に、そして迅速にアイデアを実現できるようになるだろう。
Figmaの新機能に関する考察
FigmaによるAI搭載の新機能群は、デザインと開発プロセスの統合を促進し、開発効率の大幅な向上に繋がるだろう。特に、コード生成ツール「Figma Make」は、プログラミングスキルに関係なくアイデアを迅速にプロトタイプ化できるため、幅広いユーザー層に大きなメリットをもたらすだろう。
しかし、AIによる自動生成コードの品質管理や、AIの学習データによるバイアスの問題など、今後課題となる可能性もある。これらの問題に対処するためには、継続的なアップデートと、ユーザーからのフィードバックを積極的に取り入れる体制が不可欠だ。
今後、Figmaにはより高度なAI機能の搭載や、他ツールとのシームレスな連携機能の強化が期待される。さらに、ユーザーインターフェースの改善や、多言語対応の強化なども重要となるだろう。
参考サイト/関連サイト
- PR TIMES.「2025年「Config」でFigmaがデザイン領域を大幅に拡張、プラットフォームを新たなユーザー層へ | Figma Japan株式会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000015.000097201.html, (参照 2025-05-09).