The Document FoundationがLibreOffice 24.8.7をリリース、LibreOffice 25.2への移行推奨

記事の要約

• LibreOffice 24.8.7をリリースした
• LibreOffice 24.8シリーズの最終マイナーリリースである
• LibreOffice 25.2への移行を推奨

LibreOffice 24.8.7のリリース

The Document Foundationは5月8日（中央ヨーロッパ時間）、LibreOffice 24.8.7を公開した。これはLibreOffice 24.8シリーズの最後のマイナーリリースとなる。LibreOfficeはクロスプラットフォームで動作するオープンソースのオフィス統合環境であり、Microsoft Officeとの高い互換性を有する点が特徴だ。

LibreOffice 24.8.7は、既存機能の改善に注力した安定版である。Windows、macOS、LinuxといったデスクトップOSに加え、AndroidやiOSといったモバイルプラットフォームにも対応している。ユーザーは公式ウェブサイトからダウンロードすることができるのだ。

LibreOffice 24.8は2025年6月中旬に製品のライフサイクル終了（EOL）を迎える。そのため、ユーザーはより安定した最新版であるLibreOffice 25.2への移行を推奨されている。LibreOffice 25.2シリーズの最新版はLibreOffice 25.2.3であり、安定性と新機能が向上している。

エンタープライズクラスの展開には、エコシステムパートナーからのLibreOffice Enterpriseファミリーのアプリケーションを強く推奨している。これは、3年または5年のセキュリティパッチのバックポーティング、その他の専用付加価値機能、およびサービスレベルアグリーメントを提供するのだ。

LibreOffice 24.8.7のダウンロードとサポート

LibreOfficeについて

LibreOfficeは、Microsoft Officeと互換性のある無料かつプライバシーを尊重するオフィススイートである。オープンソースであり、定期的なアップデートで新機能や改善が提供される。ユーザーのプライバシーを尊重し、ユーザーが作成したコンテンツの共有先を決定できる点が大きな特徴だ。

• オープンソース
• Microsoft Officeとの互換性
• プライバシー保護機能

LibreOfficeは、デスクトップ、モバイル、クラウドなど様々なプラットフォームで利用可能であり、その基盤となるLibreOffice Technologyエンジンは、競合製品に対する大きな優位性となっている。

LibreOffice 24.8.7に関する考察

LibreOffice 24.8.7のリリースは、安定性を重視するユーザーにとって朗報である。しかし、EOLが迫っているため、将来的にはLibreOffice 25.2への移行が不可欠となるだろう。移行に伴う作業負担や、新バージョンへの習熟が必要となる点は考慮すべきだ。

今後、LibreOfficeはより高度な機能や、クラウドとの連携強化が期待される。また、セキュリティ面での継続的な改善も重要であり、定期的なアップデートによる脆弱性対策は欠かせないだろう。ユーザーは公式ウェブサイトからのアップデートをこまめに行うべきだ。

LibreOfficeの今後の発展には、コミュニティの貢献が不可欠である。開発者やユーザーによる積極的な参加、そして寄付による支援が、LibreOfficeの更なる進化を支えるだろう。オープンソースソフトウェアとしての発展に期待したい。

参考サイト/関連サイト