OmnissaがNutanixとのパートナーシップを発表、仮想デスクトップ環境の柔軟性が向上

記事の要約

  • OmnissaがNutanixとのパートナーシップを発表
  • Omnissa HorizonがNutanix AHVハイパーバイザーに対応
  • オンプレミス/ハイブリッドクラウド環境でのVDI/アプリケーション利用を柔軟化

OmnissaとNutanixのパートナーシップ発表

Omnissa Japan合同会社は2025年5月8日、Omnissa HorizonをNutanix AHVハイパーバイザーに対応させ、Nutanix, Inc.とのパートナーシップを発表した。これは、米国で5月7日に発表された資料の抄訳である。

このパートナーシップにより、Omnissa Horizonはパブリッククラウドだけでなく、モダンなオンプレミス環境でも利用可能になる。顧客は仮想デスクトップ/アプリケーションの実行方法や場所について、より多くの選択肢を持つことができるのだ。

近日中にベータプログラムへのアクセス申請受付を開始する予定である。

Omnissa HorizonとNutanix AHV統合によるメリット

メリット詳細
選択肢と柔軟性Nutanix Cloud Platformとの統合を含む、ハイブリッドエンドユーザー環境向けに設計されたモダンなハイパーバイザー上でHorizonを展開できる
運用の簡素化Nutanixのクラウドのようなインフラ管理と、Omnissa App Volumesによるアプリケーションプロビジョニング機能により、ITチームの作業時間とコストを削減できる
シームレスなハイブリッドおよびマルチクラウド対応オンプレミス、プライベートクラウド、パブリッククラウド環境にまたがるワークロードを一貫性と制御性を備えた統一プラットフォームで運用できる
Omnissa公式サイト

Nutanix AHVについて

Nutanix AHVは、Nutanix Cloud Platformの一部であるハイパーバイザーだ。

  • 仮想マシンの管理を簡素化する
  • クラウドのようなインフラ管理を提供する
  • ハイブリッドクラウド環境への展開を容易にする

これにより、企業は仮想デスクトップやアプリケーションを効率的に管理できるようになる。

OmnissaとNutanixのパートナーシップに関する考察

OmnissaとNutanixのパートナーシップは、企業のデジタルワークスペース戦略において大きなメリットをもたらすだろう。特に、ハイブリッドワーク環境への対応が求められる現在、オンプレミスとクラウドの両方に対応した柔軟なインフラは不可欠である。

しかし、統合環境の複雑性が増す可能性もある。そのため、OmnissaとNutanixは、顧客への十分なサポート体制の構築が重要となるだろう。導入支援やトラブルシューティングなどのサービス提供が求められる。

今後、両社はさらに連携を強化し、セキュリティ機能の強化やAIを活用した機能追加など、顧客のニーズに応える新たな機能を提供していくことが期待される。

参考サイト/関連サイト

  1. PR TIMES.「Omnissa、Nutanixとのパートナーシップを発表 仮想デスクトップおよびアプリケーション利用者にさらなる柔軟性と選択肢を提供 | Omnissa Japan 合同会社のプレスリリース」.https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000155487.html, (参照 2025-05-09).

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